上白石萌歌:「パリピ孔明」英子を演じて“血中パリピ濃度”が上昇 「今まで開かれなかった扉をこじあけてもらった」心境に変化も

連続ドラマ「パリピ孔明」に出演する上白石萌歌さん
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連続ドラマ「パリピ孔明」に出演する上白石萌歌さん

 フジテレビ系の“水10”(水曜午後10時)枠で放送中の連続ドラマ「パリピ孔明」(フジテレビ系、水曜午後10時)で、歌手を目指す月見英子を演じる上白石萌歌さん。ドラマを通して「改めて音楽の力ってすごいなって感じました」と話す上白石さんに、英子を演じて変わったことや、主人公の孔明を演じる向井理さんの印象などについて話を聞いた。

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 ◇人生初の金髪に挑戦「役を自分の中に取り込んでいけた」

 原作は四葉夕トさん原作、小川亮さん作画の同名マンガで「ヤングマガジン」(講談社)に連載中。三国志の英雄で天才軍師の諸葛孔明が現代の日本に転生し、ハロウィーンでにぎわう夜の渋谷に降り立つ。歌手を目指す月見英子の歌に心を打たれ、自ら軍師(マネジャー)となり英子のサポートを決意する……というストーリー。

 英子を演じるにあたり、人生で初めて髪の毛を金髪にブリーチした上白石さん。

 「もともと低い私の体内の“血中パリピ濃度”がちょっと上がりまして(笑い)。役に近付くためにこうやって変身することで、英子というキャラクターを自分の中にどんどん取り込んでいけた気がします」

 金髪にしたことで、心境の変化もあったという。「赤髪とか、より派手な髪に挑戦してみたくなりました。私服でもおなかを見せてみたり、私生活で身につけるものが変わってきたり」と語り、「英子は今まで挑戦してこなかったような役柄なので、『こういう役は難しいかも』と思わずに、もっといろんな役に挑戦していきたいと考えるきっかけにもなりました」と打ち明けた。

 劇中では、英子の歌唱シーンがたびたび登場する。「今作ではいろんなジャンルの楽曲に挑戦していますが、今までの自分だったら歌えないような曲も多かったんです。高い壁をたくさん与えてもらって、それを自分なりに毎日超えていく。今まで開かれなかった扉をこじあけてもらっている感覚で、挑戦って大事だなと改めて思いました」と笑顔を見せた。

 ◇“孔明”向井理の「神々しさにうっとり」

 ドラマには、主演の向井さんをはじめ、英子がアルバイトするライブハウス「BBラウンジ」のオーナー・小林役の森山未來さん、孔明の前に幻影として姿を現す劉備役のディーン・フジオカさんなど、実力派キャストが集結している。

 「その役はその方にしか演じられないっていうくらい、もともと持っている輝きに加えて、皆さん役作りを入念にされていらっしゃるので、役に向かう姿勢にすごく刺激を受けています。向井さんが演じる孔明は本当にマンガから飛び出してきたようで、神々しくてうっとりしてしまいます」

 向井さんとは初共演だが、「お会いする前から優しさをまとった空気感がある方だなと思っていました。実際にお会いしてもイメージのままでしたね」とほほ笑む。

 第1話(9月27日放送)で、孔明がバーテンダーとして腕を振るうシーンが登場し、芸能界に入る前にバーテンダーとして働いていた経験を持つ向井さんの見事なシェイカーさばきが話題になった。

 「カクテルを作るシーンは、向井さんの仕草の美しさ、手際の良さが際だっていました」と振り返り、「私も向井さんからお酒の作り方を教わったり、演技に迷った時はアドバイスをいただいたり、何でも相談できるとっても心強い大先輩です」と目を輝かせた。

 最後に、ドラマの見どころについて「一見すごくきらびやかで色鮮やかな作品だけど、人が夢を持つ美しさとか熱意をとっても丁寧に描いているので、どの世代の方にも響くと思います。改めて、音楽の力ってすごいなって感じさせてくれる作品だと思うので、楽しみながら見ていただけるとうれしいです」とアピールした。
 

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