渡邊雄太選手:WOWOWのNBAアンバサダーに就任 八村塁選手との対決についても語る

渡邊雄太選手=WOWOW提供
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渡邊雄太選手=WOWOW提供

 米プロバスケットボールリーグ「NBA」の「フェニックス・サンズ」に所属する渡邊雄太選手が、WOWOWのNBAアンバサダーに就任したことが明らかになった。

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 23ー24シーズンは25日に開幕。WOWOWでは毎週最大7試合をWOWOWオンデマンドでライブ配信し、その中から注目の5試合を生中継(放送・配信)。開幕初日は無料放送・無料配信。渡邊選手が所属するサンズの試合を毎週1試合生中継する。

 渡邊選手は「自分も以前、WOWOWでNBAを見ていました。本当にすごく光栄なことですし、やっぱりもっと日本の皆さんにNBAを見てもらいたいと思っている中で、こういう機会をいただけたことで、ますます自分も頑張らなくてはいけないと思います」とコメント。

 見どころを聞かれると、「スリーポイントシュートはもちろん見てもらいたいですけど、自分がどれだけコート上でハードにプレーしているのかっていうところも見てもらいたいです。そういう部分はボックススコアだけを見ていても現れない部分なので、やっぱり映像を見てもらって、自分がどれだけコートを動き回っているかとか、どれだけ一生懸命チームのためにプレーしているかっていう部分も、ぜひ見ていただきたいです」と語った。

 ◇インタビュー全文は以下の通り

 --WOWOWのNBAアンバサダーに就任された今のお気持ちをお聞かせください。

自分も以前、WOWOWでNBAを観ていました。本当にすごく光栄なことですし、やっぱりもっと日本の皆さんにNBAを見てもらいたいと思っている中で、こういう機会をいただけたことで、ますます自分も頑張らなくてはいけないと思います。

 --6シーズンぶりにWOWOWでのNBA放送・配信が決定しました。日本でのNBA視聴の機会が増えると思います。それに対して期待や喜びなどがあればお聞かせ下さい。

 特に昔から見ている人であれば、NBAと言えばWOWOWとイメージされる方が多いと思います。久々にWOWOWで放送されることによって、よりたくさんの方に見ていただけるんじゃないかと思っています。自分がプレーしている姿だったり、(八村)塁がレイカーズでプレーする姿を、お子さんも含めて見てもらって、自分も子供の頃そうだったように、将来NBAでプレーしたいという夢を持つ子が1人でも多く増えてくれれば、と思います。僕はしっかり自分の仕事をサンズでやって、皆さんに楽しんでいただけるようなバスケットをやっていきたいです。

 --開幕2試合目で八村塁選手が所属するレイカーズとの対戦があります。日本人対決に向けての意気込みをお聞かせください。

 戦っている僕たちにとっては、“僕対塁”ではなく、“サンズ対レイカーズ”ですし、レギュラーシーズン82試合の中の大事な1試合でしかないので、そこはあまり意識していないです。日本で見てくださっている皆さんは(日本人選手対決を)楽しみにしてくださっていると思いますし、彼はおそらくチームの中心選手として活躍してくれると思うので、僕もしっかりローテーション入りを勝ち取って、その中で結果を残せていければと思います。

 --日本のファンにどういったプレーを観てもらいたいですか?

 3ポイントシュートはもちろん見てもらいたいですけど、自分がどれだけコート上でハードにプレーしているのかっていうところも観てもらいたいです。そういう部分はボックススコアだけを見ていても現れない部分なので、やっぱり映像を観てもらって、自分がどれだけコート動き回っているかとか、どれだけ一生懸命チームのためにプレーしているかっていう部分も、ぜひ観ていただきたいです。

 --優勝候補と言われるサンズで求められている役割は?

 まずは3ポイントシュートです。昨シーズン、そこの活躍を評価されてサンズから声がかかったと思います。どのタイミングでも得点の取れる選手が3人(デュラント選手、ブッカー選手、ビール選手)もいるので、僕が無理に点を取りに行くようなことは一切求められていないです。僕がいることで、3ポイントが脅威になって、彼らのオフェンスするスペースができたり、相手チームは彼らに対しダブルチームにいかなくていけない場面もあります。そういう時にしっかり僕が3ポイントを決めることによって、ディフェンスは対応できなくなると思います。

 --今シーズンでNBA 6シーズン目。世界最高峰の舞台で戦い続けるために大事にしている事は?

シーズンに入ると、レギュラーシーズンだけで82試合、プレーオフも入れたら、本当に長いシーズンになるので必要以上に一喜一憂しすぎないことを考えています。ケガとかも多少出てくるかもしれないですし、ローテーションが変わることもあるかもしれません。いろいろな状況が考えられる中で、自分自身がフォーカスしなきゃいけないことは変わらないので、どういう状況になっても自分自身がやらなきゃいけないことを集中してやろうと思っています。

 --ワールドカップでの日本代表の躍進などで、日本でのバスケットボール熱がとても高くなっています。これまで以上に注目を浴びる事についてどう感じていますか?

 日本でバスケットボールの熱を上げるには、代表戦で勝たなければいけないとずっと思っていました。(今回のワールドカップで)3勝できたということで、バスケット熱に火がついてきたと感じています。(来年の)パリ(五輪)はワールドカップで勝つよりも、もっと難しいものになると思うし、ファンの皆さんの期待値も確実に上がるので、強豪国を相手にしっかりと勝っていける強い日本を今後見せていきたいと思っています。

 --休日はどのように過ごしていますか?映画なども鑑賞されたりしますか?

 おいしいものを食べて寝ることです。映画は最近では「スラムダンク」と「トランスフォーマー」を観ました。

 「スラムダンク」が本当に大好きで、昨年のシーズン中に公開されたとき、タイミング的にシーズンが終わった時にはもう上映していないんじゃないか、と思ってSNSで「観たい観たい」と言い続けていたら、願いが届いたのか、日本に帰国したタイミングで観ることができました。

 --NBAファンにむけてメッセージをお願いします

 この度、WOWOWでまたNBAを放送してもらえるということで、自分も皆さんに良いプレーを届けられるように、アメリカでしっかり頑張っていくので皆さん応援よろしくお願いいたします。

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