良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の菅野美穂さんが主演を務める連続ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第1話が10月19日に拡大スペシャルで放送された。意識不明の要介護状態となったゆりあ(菅野さん)の夫の恋人を演じる鈴鹿央士さんの演技が話題になった。
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原作は、今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」を受賞した入江喜和さんの同名マンガ(講談社)。夫(田中哲司さん)が突然、意識不明の要介護状態となったゆりあ(菅野さん)のもとに、夫の恋人を名乗る美青年(鈴鹿さん)と、彼女を名乗る女性(松岡茉優さん)、その子供が現れ、同居生活が始まる。みんなで意識不明の夫を介護しながら、血のつながりを越えた“家族の絆”を作る、というストーリー。「僕の生きる道」(2003年)などの「僕シリーズ」や「フリーター、家を買う。」(2010年)、「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(2021年)などで知られる橋部敦子さんが脚本を担当する。
第1話で、ゆりあの夫で売れない小説家・伊沢吾良(いざわ・ごろう、田中さん)がある日突然、ホテルで倒れ、緊急搬送される。ゆりあが慌てて病院に駆けつけると、そこにはさめざめと泣く見ず知らずの美青年、箭内稟久(やない・りく、鈴鹿さん)の姿があった。
稟久は「僕が『抱いてほしい』って言って……こんなことになりました」と衝撃の告白をする。稟久は吾良の“彼氏”だった。家族会議の結果、ゆりあは吾良を“自宅介護”することに決める。だが、同居している吾良の81歳の母、伊沢節子(三田佳子さん)がせき込み、発熱したため、病院につれていくことになり、吾良をみる人がいないと、いきなり窮地に立たされる。
そこで稟久のことを思い出し、電話で留守にしている間だけ吾良をみてくれないかと相談する。煮え切らない返事をする稟久にゆりあは「(吾良を)愛してるんでしょ。じゃあ来いよ!」「箭内さんが愛してるのは元気なときの優しい吾良ですか。具合が悪くてセックスもできない吾良は用なしですか」と厳しい言葉を浴びせる。
するとゆりあの家にやってきた稟久。元気なときに吾良がゆりあのことを「おっきい人。最初は相当怒るけど、あとは飲み込んでくれる」と評し、「嫉妬していた」という稟久は、怒っているゆりあに向かって「普通のおばさんですよね」と言いのける。
一人でみている間に吾良が目を開けたことを喜んだ稟久は、吾良との恋愛を“クソおままごと”と言われたことをそのまま返し、「“クソおままごと”にはしたくないので、僕も介護に参加します」とゆりあに宣戦布告する。
鈴鹿さんと菅野さんの演技合戦に、SNSでは「マウントの取り合いやばい」「菅野美穂の演技に脱帽だったけど鈴鹿くんもうまいよなあ」「鈴鹿央士さんの声の変化すごーい」「ちょっと不思議でセンチティブな役をさせたら妙にリアル」「妙にハマってる」「鈴鹿くんとても色気あるし、菅野美穂さんこれは当たり役では!!」といった声が上がった。
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