溝端淳平：「世にも奇妙な物語」初出演＆初主演　分厚い専門誌の“圧縮”に人生を懸ける

　俳優の溝端淳平さんが、11月11日午後9時からフジテレビ系で放送される「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」の作品で主演を務めることが明らかになった。溝端さんが「世にも奇妙な物語」に出演するのは初めて。

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　秋の特別編は4話で構成され、溝端さんが主演するのは「トランジスタ技術の圧縮」。実在する月刊のエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」（CQ出版社）を圧縮するという架空の競技に燃える梶原倫夫を演じる。また、阿部亮平さんの出演も発表され、“圧縮の絶対王者”と言われる坂田成美を演じる。

　「トランジスタ技術」は本としては辞書のように分厚く、保管するには場所を取る。そのため、人々はそれを物理的に圧縮しようと考えた。いつしかトランジスタ技術の圧縮は世界的競技になった。梶原は“圧縮の神”を師匠に持ち、アイロンを用いた圧縮技術を受け継いでいる。しかし競技では、驚異の握力を持つ坂田が、梶原の前に立ちふさがって……と展開する。

　梶原と坂田が繰り広げる「圧縮」競技では、フリーアナウンサーの福澤朗さんが実況を務める。

　溝端さんは「幼いころから見ていた自分にとっては憧れの番組に出演することができて、すごく光栄です」とコメント。演じる役について「雑誌の広告部分が全体の3分の2を占めていた時代に、広告にも感謝しつつ本編のみを残していく、という技法に人生をかけている役です。とにかく熱く、コアなものにのめり込んで人生をかける男の話はとても面白く、この世界観にどっぷりはまって演じました」と話した。

　続けて「今の時代、これだけ選択肢があり、デジタル化も進む中で、雑誌の広告を省いていかにキレイに収納して保存するかという、今では誰も考えないようなことに人生をかけている男たちの話です。懐かしいと思ってくださる方もいれば、逆に新鮮に思う方もいると思います。ツッコミどころ満載で老若男女どの方にもクスッと笑ってもらえるような作品になっていると思います」とアピールした。