WOWOWで10月から3カ月連続放送・配信されている、中国のSF作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)さんのSF小説「三体」の実写ドラマ「SF超大作『三体』」がいよいよクライマックスを迎える。12月9日、10日の正午からWOWOWプライムで放送される第21~30話で物語は完結することとなった。WOWOWオンデマンドでは第21話以降は放送後に配信される。
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また、12月27日から31日にかけてWOWOWプライムで全30話が一挙に放送される。
原作の「三体」は20カ国以上の言葉で翻訳され、世界累計発行部数が2900万部を超える大ベストセラー。「SF界のノーベル文学賞」と呼ばれるヒューゴー賞を、2015年にアジア人作家として初めて受賞した作品だ。日本では早川書房から出版されている。2023年1月に中国の配信プラットフォーム「テンセントビデオ」で配信され、配信開始1時間で話題性の高さを表わす“熱度指数”が同プラットフォーム史上最速で2万超えを記録した。WOWOWでもアジアドラマ歴代最高の視聴者数記録を達成している。
主人公はナノ素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)。正体不明の秘密会議に招かれ、世界各地で相次ぐ科学者の自殺を知らされ、陰に潜む学術組織“科学境界”への潜入を依頼される。汪淼は、科学境界の主を探るために、異星が舞台のVRゲーム「三体」の世界に入って……というのが第1話から第20話までの展開だった。
第21~30話では、汪淼たちが VRゲーム「三体」に挑むことになった理由、これまでに起きた不可解な出来事の背景など数々の謎が、点と点がつながるように明かされ、サスペンスが一気に加速する。
さらに、ドラマの中で登場するVRゲームを再現した、360度映像の「三体VR」が12月9日正午からBlinkyアプリなどで配信される。配信期間は来年3月31日午後11時59分まで。
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