中村メイコさん:「徹子の部屋」で生前最後のテレビ出演 亡くなる6日前に収録 仲良しジュディ・オングが感謝の手紙

「徹子の部屋」に出演した故・中村メイコさん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した故・中村メイコさん=テレビ朝日提供

 昨年12月31日に89歳で亡くなった俳優の中村メイコさんが、1月29日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。歌手のジュディ・オングさんとの共演で、昨年12月25日に収録。メイコさんは同番組が最後のテレビ出演となった。

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 番組の冒頭で「(収録は)メイコさんが亡くなる6日前のことでございました」と明かした徹子さん。「事務所の方から、メイコさんは『徹子の部屋』が大好きだったので、最後の出演もとっても喜んでくれたと伺いました。2歳から子役で活躍したメイコさん。最後のご出演が『徹子の部屋』というのは不思議なご縁を感じます」と話した。

 若かりし日のことを語る場面で、メイコさんは徹子さんに「あなたと私の若い頃ってさ、なんだかよくあれで大丈夫だったわね。めちゃくちゃばっかりやっていた、2人で」と振り返った。

 「そうよね」と徹子さんがうなずくと、メイコさんは「(当時は)生放送ばっかりだからやり直しがきかないのに、生放送のときに後ろをくすぐるとか悪さばっかりして喜んでいたね」とエピソードを披露し「面白かったね、あの頃。何があるかわからなくってね」と微笑んだ。

 メイコさんとジュディさんの出会いは60年前、ホームドラマで2年近く「母娘」を演じて仲良くなった。コロナ禍の時期、ジュディさんから“メイコママ”に電話した際に「(メイコさんから)ステイホームだからってね、おしゃれを忘れちゃいけない。1日に3回替えなさいって」と言われたという。

 その際、メイコさんは「替えるということは、イヤリングも一緒に替える。(外に)出られないからって朝から晩までパジャマみたいなときでしょ? おしゃれはどんな格好をしていても、しているように」とアドバイスしたという。テレビカメラを前のメイコさんは「そんなこと言った?」と笑顔を見せていた。

 番組では、ジュディさんから中村さんへ手紙が送られた。ジュディさんは「いつ何時もユーモラスなレディーであることを忘れない。ジーンズを着ていても、イブニングを着ていても、レディーとして生きればそれがその人の品格。メイコママにいただいたメッセージは私の“お教科書”です。ありがとうございます、メイコママ」と感謝を伝えていた。

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