ブギウギ1週間:第19週「東京ブギウギ」 “ブギの女王”爆誕! 楽屋からステージ披露までの流れ「初回とつながったー!」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第19週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第19週の一場面 (C)NHK

 趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第19週「東京ブギウギ」(第87~91回)が2月5~9日に放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。

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 「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター、笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデルとなる。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。

 ◇第87回 話をしたいと大阪からトミが上京 「また歌うてくださいね」に「救われる」「情に厚い人やった」

 第87回は、愛子が生まれて3カ月。スズ子(趣里さん)は、愛助(水上恒司さん)がいなくなった寂しさを感じつつも、愛子とともに気丈に日々を過ごしていた。山下(近藤芳正さん)は、そろそろ仕事を始めてみてはどうかと提案するが、スズ子は慣れない子育てに追われる日々で、それどころではない状況だった。そんなある日、坂口(黒田有さん)が訪ねてきて、トミ(小雪さん)がスズ子に話をしたいと大阪からやって来ると伝える。
 翌日、スズ子に会いに来たトミは、愛子を抱っこすると「おばあちゃんやで」とうれしそうにあやす。「この子(愛子)を引き取らせてもらえまへんやろか」と持ちかけもしたが、スズ子は「愛子はワテが育てます」と迷うことなく返答。「もうあかん思うたら、その時はどうか助けてください」と頭を下げ、トミも「当たり前や、孫やで」と返した。

 トミは「それに、あんさんとワテはおんなじ男をとことん愛した仲や」と話し、「また歌うてくださいね」「ワテもほんまは、あんさんの歌のファンやねん」とスズ子の背中を押した。トミが語った本音に、SNSでは「救われる」「やっぱり情に厚い人やった」「トミの優しさが染(し)みました」といった声が上がった。

 ◇第88回 羽鳥の妻・麻里がスズ子の子育てをサポート「心遣いに思わず涙が」

 第88回は、スズ子は羽鳥善一(草なぎ剛さん)のもとを訪ね、新曲を作ってほしいとお願いをする。羽鳥は戸惑うが、スズ子の「助けてほしい」という思いを受け、新曲の作曲を引き受ける。一方、羽鳥の妻・麻里(市川実和子さん)は、スズ子が一人きりでの子育てに疲れているのではないかと心配する。

 スズ子の家を訪れた麻里は「ここは私に任せて」と言い、愛子の世話や家事を引き受けた。その間、スズ子はゆっくり布団で眠ることができた。その日の夜、スズ子は麻里と夕食を共にする。麻里は「あんまり無理しちゃダメよ」と優しく語りかけ、「あなた一人で頑張らなきゃって思っちゃうタイプでしょうけど、一人でなんてできっこないわ。遠慮しちゃうでしょうけど、いつでも私を頼ってちょうだい」とスズ子を気遣った。

 この麻里の姿に、SNSでは「麻里さんあなたは神ですか?」「麻里さん、ありがとう……ありがとう……」「心遣いに思わず涙が出た」「頼りになるし本当にステキな人だな」など、称賛の声が上がっていた。

 ◇第89回 梅吉がスズ子と愛子に会いに来る 「つらかったやろ」の一言に「改めて刺さりました」

 第89回は、父・梅吉(柳葉敏郎さん)が香川から、スズ子とその娘の愛子を訪ねてやって来る。愛子が眠りについた後、梅吉は酒を飲みながらスズ子と近況を語り合う。梅吉は「孫より我が子の方がどんだけ可愛いか。親いうんはそういうもんやけ」と言うと、「大丈夫なんか?」「つらかったやろ」と恋人の愛助と死別したスズ子を気遣った。

 梅吉は「ワシもな、ごっついつらかったわあ。もう何年や、ツヤちゃん(水川あさみさん)死んで。今でもたまにな、あっ、ツヤちゃんおらんのか思う時があんねん。立ち直れんで……。愛する者に早う逝かれるいうんは」と吐露し、愛する者に早く旅立たれた同士支え合おうとスズ子に語りかけた。

 梅吉の言葉に、SNSでは「『つらかったやろ』の一言にすべて詰まっててすごい」「最愛の人を亡くしたもの同士として共感するのがとても良かった」「きっとスズ子には救いだったと思う」「梅吉の言葉が改めて刺さりました」といった声が上がった。

 ◇第90回 スズ子が米兵の前で「東京ブギウギ」を収録 歌声や演奏を聴かせない“無音”演出に「最高にゾクゾク」

 第90回は、羽鳥が、スズ子のために作曲した新曲「東京ブギウギ」をレコード会社のスタッフや山下にお披露目。その完成度の高さに、ヒット間違いなしと一同は盛り上がる。山下はレコーディングのスタジオに米兵たちを呼んではどうかと提案し、これに羽鳥も「いい試金石にもなるよ!」と賛同する。

 レコーディング当日、久しぶりに人前で歌うスズ子は、緊張しながらスタジオへ向かう。スズ子は、米兵たちに「兵隊さんらも楽しんで!」と呼びかけるが、反応はイマイチだった。レコーディングが始まると、映像はスローモーションに。スズ子の歌声や演奏の音も一切流れない“無音”の演出で、米兵たちの「オーマイガー!」などの歓声のみが流れた。スズ子の歌声に興奮した米兵たちは、その場で楽しそうに踊り出していた。

 歌声や演奏を聴かせない演出に、SNSでは「無音が最高にゾクゾクする」「サイレントかあ。じらすなあ」「何なの……って言うくらいカッケー」といった声が上がった。

 ◇第91回 「東京ブギウギ」をステージで披露「なんでか泣いてしまう」

 第91回は、「東京ブギウギ」のレコードをリリースしたスズ子が、ワンマンショーの本番を迎える。ショーの幕が上がると、スズ子はステージ上を所狭しと踊り回りながら、日本中をズキズキワクワクさせた名曲「東京ブギウギ」を熱唱。明るくパワフルな歌声に、観客は大盛り上がりとなり、「ブギの女王」が誕生した瞬間となった。

 楽屋でのスズ子と愛子の世話を買って出た茨田りつ子(菊地凛子さん)、羽鳥のやりとりや「東京ブギウギ」のステージシーンは、第1回(2023年10月2日放送)の冒頭でも描かれており、SNSでは「ついに初回とつながったー!」「あーーー、胸熱!!」と興奮する声が上がった。

 また、スズ子のパフォーマンスに「こんなにも明るい楽しい曲なのになんでか泣いてしまったわ」「あの時と深みが全然違う」「小さい体でパワフルに歌うスズちゃんに勇気づけられた人たくさんいるんだろうな」といった声も寄せられた。

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