鬼人幻燈抄:ファンタジー小説がテレビアニメ化 今夏放送 八代拓が甚太に 上田麗奈、早見沙織も

「鬼人幻燈抄」のビジュアル(C)中西モトオ/双葉社・「鬼人幻燈抄」製作委員会
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「鬼人幻燈抄」のビジュアル(C)中西モトオ/双葉社・「鬼人幻燈抄」製作委員会

 中西モトオさんの人気ファンタジー小説「鬼人幻燈抄」がテレビアニメ化され、2024年夏に放送されることが分かった。江戸から平成へ約170年という途方もない時間を旅する鬼人の物語を描く“和風大河”ファンタジーで、声優の八代拓さんがメインキャラクターの甚太、上田麗奈さんが甚太の妹の鈴音、早見沙織さんが「いつきひめ」と呼ばれる葛野の巫女(みこ)の白雪を演じることも発表された。

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 「鬼人幻燈抄」は、鬼人が、江戸時代から、明治、大正、昭和、平成と約170年間を旅する姿を描く。双葉社から小説が発売されている。コミカライズ化もされている。

 アニメは、相浦和也さんが監督を務め、赤尾でこさんがシリーズ構成、池上たろうさんがキャラクターデザイン、クリエーター集団「MONACA」の高田龍一さん、広川恵一さん、高橋邦幸さんが音楽を担当する。横浜アニメーションラボが制作する。

 葛野の巫女「いつきひめ」を守る巫女守であり、怪異を払いのける鬼切役の甚太を演じる八代さんは、同作について「僕が声優になる前からずっと紡がれ続けている物語であり、物語の中でも移り変わっていく人や時代の変化、読んだ物語がしっかりと自分の中にも歴史になっていく感覚がとても魅力的」と話し、「異族同士の関わりや争い、気持ちの揺らぎが根幹にあるからこそ、同族との関係性も考えされるドラマが時に印象的に、時にはかなく描かれている点も、個人的に大好きな魅力です」と話している。

 鈴音役の上田さんは「いろいろな形の愛や憎しみが入り混じり、なんとも言いがたいどうしようもなさがあるところに魅力を感じました。人と鬼の間で揺れ動き続ける甚太から目が離せなくなる作品です」とコメント。

 白雪役の早見さんは「江戸から平成まで、時間をかけて物語が紡がれるのも魅力的だと思います。長い時の中に心の移ろいがあり、どの時にもそこに生きる人の思いがあるのだと感じさせてくれる、美しい出会いと別れが詰まっていました」と話している。

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