ブギウギ1週間:第21週「あなたが笑えば、私も笑う」 2歳の愛子演じる6歳子役に「天才ちがう?」 家政婦役に木野花「メガネ会計ババア」が話題

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第21週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第21週の一場面 (C)NHK

 趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第21週「あなたが笑えば、私も笑う」(第97~101回)が2月19~23日に放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。

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 「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター、笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデル。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。

 ◇第97回 タイ子が大阪へ帰るとスズ子に伝える「2人の友情もっと見たかったな」

 第97回は、「東京ブギウギ」に続き、「ジャングル・ブギー」もヒットさせたスズ子(趣里さん)は、仕事に育児に大忙しの日々を送っていた。ある日、タイ子(藤間爽子さん)がスズ子の家を訪ねてくる。スズ子は、喜劇王・タナケンこと棚橋健二(生瀬勝久さん)主演の映画に出演することに。スズ子は、まだ小さい愛子(小野美音ちゃん)を現場に連れていくことにするが……。

 すっかり体調も回復したタイ子は、達彦と大阪へ戻り、女中の仕事に就くとスズ子に報告。この決断に、SNSでは「タイ子ちゃん大阪に帰っても頑張ってね」「タイ子ちゃんに笑顔が戻った。健康になった。がんばれ、タイ子ちゃん」とエールを送る声が続いた。一方で、「せっかく会えたのにもう大阪帰っちゃうのか」「スズ子、寂しくなってしまってますます愛子ちゃんと離れられないなあ」「2人の友情もっと見たかったな」と別れを惜しむ声もあった。

 ◇第98回 愛子のけがで撮影中断 タナケンがスズ子に役者心得を説く「男前すぎる」

 第98回は、愛子は撮影所で転び頭にけがをした。幸い大事には至らなかったが、この件で撮影が中断してしまう。スズ子が撮影に穴を開けたことを謝罪すると、タナケンは「子供がしたことだ」と理解を示しつつも、「ただ、撮影が1日延びると、その分、現場の負担が増える。そのしわ寄せが作品の質を下げてしまうかもしれない」と指摘した。続けて「観客は君が母親かどうかなんて知ったこっちゃないんだ。苦労も努力も関係ない。つまらんものを見せたら最後、そっぽ向かれてしまいだよ。気を引き締めて、よろしく頼む」と苦言を呈した。

 このタナケンの言葉に、SNSでは「正論」「淡々と諭すタナケン男前すぎる」「タナケンもプロだな……観客のことを常に考えていて」「厳しい言い方だけど、その通りなんだよなあ」といった声が上がっていた。

 ◇第99回 6歳で2歳を演じる“愛子”小野美音に「泣きの演技すごいな」と称賛の声

 第99回は、鮫島(みのすけさん)の口車に乗せられたスズ子は、茨田りつ子(菊地凛子さん)と対談をすることに。当日、りつ子は「スズ子が終わった歌手だ」と言ったと認める。さらに、りつ子はブギの人気もすぐに終わると告げ、なぜ歌だけで勝負しないのかと問い詰める。スズ子は怒って言い返すが……。一方、タナケンとの映画の撮影は、クライマックスの2人の歌唱シーンで最終日を迎える。その直前、タナケンがスズ子の楽屋を訪ねてくる。

 スズ子とりつ子の対談中、鮫島が、映画の撮影中に愛子がけがをして現場は大混乱だったと明かす。スズ子が鮫島の大げさな話しぶりに激怒すると、驚いた愛子が泣き出してしまった。スズ子は我に返り、対談を中断し、そのまま愛子と山下(近藤芳正さん)と部屋を出て行った。

 愛子を演じる小野美音ちゃんは現在6歳。劇中では2歳を演じているが、SNSでは「ここしかないというほど抜群のタイミングと幼子のビックリした時の泣き方が良かったよ……」「泣きの演技すごいな」「本当演技上手なんだな! 細かいところまで2歳役を演じているわ! 天才ちがう?」「ちゃんと幼い演技する子役ちゃんすごいぞ!」と称賛の声が相次いだ。

 ◇第100回 りつ子が“ゲス記者”鮫島に反撃「すごみを感じた」「ほれ直した」

 第100回は、スズ子が羽鳥善一(草なぎ剛さん)に、ブギの新曲を書いてほしいと依頼する。ブギが続けば面白みがないだろうという羽鳥だったが、りつ子がスズ子との対談の際に「ブギの人気だって、すぐに終わるわ」といった発言があったことを聞き、ブギを書くことに乗り気になる。

 一方、りつ子のもとに、芸能記者の鮫島が再訪する。りつ子は、羽鳥がスズ子の新曲に取りかかると耳にしたといい、「何が歌を捨てるよ」と鮫島を問い詰める。そして、「目障りよ、消えなさい」と無表情のまま言い放った。

 鮫島を追い払ったりつ子の“反撃”に、SNSでは「スカッとした」「りつ子様かっこよすぎてほれ直した」「クズ記者を一刀両断」「菊地凛子さんのすごみを感じました」といった声が上がった。

 ◇第101回 家政婦の“大野”木野花「有能な匂いしかしない」 愛子と留守番

 第101回は、りつ子の紹介で、大野晶子(木野花さん)がスズ子の家政婦として働くことになる。この日のスズ子の仕事は、タナケンとの映画の試写会。スズ子はいつも通り愛子も仕事に連れて行こうとするが、大野は愛子を留守番させるように言う。愛子に留守番はまだ早いと反対するスズ子だったが、山下の説得もあり、初めて愛子を家に残して仕事に行くことにする。

 大野を演じる木野さんは、2013年度前期の朝ドラ「あまちゃん」でベテラン海女の長内かつ枝を演じて以来の朝ドラ出演。「あまちゃん」では“メガネ会計ババア”のあだ名で、視聴者に親しまれていた。第100回の木野さんの初登場の際には「メガネ会計ババア」が一時トレンド入り。SNSでは「なんという安心感」「あまちゃんを思い出す。懐かしい」「たぶん、会計事務も得意なはず」「有能な匂いしかしない」といった声が並んだ。

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