ドラマ1週間:めるるが4月期TBS“火10”で主演 記憶喪失になったヒロインに 錦戸亮がフジ4月期ドラマで5年ぶり民放レギュラー

4月期の連続ドラマ「誰が私と恋をした?」で主演を務める生見愛瑠さん(C)TBS
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4月期の連続ドラマ「誰が私と恋をした?」で主演を務める生見愛瑠さん(C)TBS

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(2月17~23日)は、“めるる”ことモデル、俳優の生見愛瑠(ぬくみ・める)さんが、4月期にTBS系火曜ドラマ枠(火曜午後10時)で放送される「誰が私と恋をした?」で記憶喪失になったヒロインを演じる話題、錦戸亮さんが、フジテレビ系で4月11日にスタートする連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(木曜午後10時)で5年ぶり民放連ドラにレギュラー出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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 俳優の中村蒼さんが、横浜流星さん主演で2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演することが2月21日、明らかになった。中村さんは2013年放送の「八重の桜」以来12年ぶりの大河ドラマ出演となり、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう、横浜さん)の義兄、次郎兵衛を演じる。次郎兵衛は、はやりもの好きでおしゃれに敏感、自由気ままな性格で、いわゆる“放蕩(ほうとう)息子”的な役どころ。中村さんは「フラフラしている次郎兵衛ですが、どこか憎めず皆さんから愛されるような人物にできるようにしたいと思います」と語った。

 声優で俳優の山路和弘さんが、2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演することが21日、分かった。山路さんは妓楼・扇屋の主を演じる。扇屋は、「墨河」という号を持ち、俳句、和歌、画などをたしなむ教養人で、遊女たちにも和歌や書を習わせ、花扇、滝川といった名妓を育てた。山路さんは「この時代、人物、特に絵師たち物書きたち版元たち。実は私の大好物でして。十返舎一九や、この蔦重も好きでやらせていただいたことがございます。さまざまな思惑が渦巻く中、生き残りをかけ江戸市中を、そして吉原を全力疾走する姿。たまりません」とコメントした。その他、正名僕蔵さん、伊藤淳史さん、六平直政さんが出演すると発表された。

 俳優の錦戸亮さんが、フジテレビ系で4月11日にスタートする連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(木曜午後10時)に出演することが22日、分かった。錦戸さんは2月23日放送の「不適切にもほどがある!」(TBS系)で5年ぶりに民放ドラマ出演を果たしたが、民放ドラマにレギュラー出演するのは、2019年1月期に放送された同局系“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」以来、約5年ぶり。主演の赤楚衛二さんとは初共演となる。錦戸さんが演じるのは心臓血管外科の医師、大友郁弥で、今作のキーマンになるという。

 阿部サダヲさん主演、宮藤官九郎さん脚本の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系、金曜午後10時)が、「Netflix」の「週間TOP10」(日本)で3週連続(1月29日~2月18日)の1位を獲得したことが22日、明らかになった。NetflixでTBSの作品が「週間TOP10」(日本)で3週連続1位を獲得するのは初めて。さらに、同ドラマを全話配信している「U-NEXT Paraviコーナー」の国内ドラマランキングで1位(2月11~17日)を獲得。「TVer」と「TBS FREE」で配信中の第1話の無料配信総再生数は歴代TBS金曜ドラマのトップを記録した(2月5日時点、ビデオリサーチが算出、配信期間1月26日~2月2日)。

 “めるる”ことモデル、俳優の生見愛瑠(ぬくみ・める)さんが、4月期にTBS系「火曜ドラマ」枠(火曜午後10時)で放送される「誰が私と恋をした?」で主演を務めることが23日、明らかになった。ドラマは、生見さん演じる記憶喪失になったヒロインの緒方まことが、“本当の自分らしさ”と、指輪を贈ろうとしていた“恋の相手”を探すラブコメミステリー。生見さんがGP帯(午後7~11時)の連ドラで単独主演するのは初めて。TBSのドラマで主演を務めるのも初めてとなる。生見さん演じるまことは、人に嫌われないよう“素”を見せず、悪目立ちしないよう生きてきた24歳。しかし、桜の舞うある夜、事故に遭い自分の名前とすべての記憶を失ってしまう。

 俳優の反町隆史さんが主演する、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」(4月1日午後9時)に、26年前のドラマシリーズで鬼塚(反町さん)の教え子を演じていた池内博之さん、山崎裕太さん、窪塚洋介さん、徳山秀典さん、小栗旬さん、親友役の藤木直人さんが出演することが23日、明らかになった。かつての教え子や親友との再共演に、反町さんは「当時を思い出し、懐かしくなりました。26年間も『GTO』に対しての愛情と思い出を持ち続けていてくれたことが本当にうれしい」と話した。

 俳優の幸澤沙良(こうざわ・さら)さんが、4月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ(金曜午後11時15分)「JKと六法全書」で主演を務めることが23日、分かった。新感覚の「法曹×学園ハイブリッドドラマ」で、女子高生弁護士“JKB”のヒロインを演じる。幸澤さんは2005年9月27日生まれの18歳。2022年に、TBSの演技オーディション番組「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」で、応募総数約5500人の中からグランプリに輝いた。同年10~12月に放送された同局の深夜ドラマ「差出人は、誰ですか?」でドラマ初出演、初主演を果たした新人俳優。今作では、弁護士の祖父から英才教育を受け、超難関といわれる司法試験に史上最年少で一発合格した桜木みやびを演じる。

 NHKの大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)で、父娘役で共演する岸谷五朗さんと吉高由里子さんがこのほど、福井県越前市を訪問し、大河ドラマ館を見学した。主人公のまひろ(紫式部)を演じる吉高さんは「いろいろなことに興味を惹(ひ)くように丁寧に展示されていて、ドラマの世界を理解して見やすくなると思います。人と人とが点と点でつながって線になり、多くの方に足を運んでいただけるとうれしいですね」と話した。まひろの父・為時役の岸谷さんも「為時は不得意な政治に向かい、まひろも心の穴がポツンと開いたタイミングとそれぞれ人生の転換期に越前にやってきました。こうした越前で開催される大河ドラマ館は特別に感じます」と語った。越前市は、越前国守として赴任する為時が暮らした地。同時に娘の紫式部も、生涯で唯一、都を離れて暮らした。

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