ロストケア:松山ケンイチ×長澤まさみの社会派ドラマ なぜ男性介護士は42人も殺害した?

3月2日にWOWOWで放送される映画「ロストケア」のビジュアル (C)2023「ロストケア」製作委員会
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3月2日にWOWOWで放送される映画「ロストケア」のビジュアル (C)2023「ロストケア」製作委員会

 俳優の松山ケンイチさんと長澤まさみさんが共演し、2023年に公開された映画「ロストケア」(前田哲監督)が、3月2日午後8時からWOWOWシネマで放送される。松山さんが、42人を殺害した男性介護士を演じ、長澤さんが正義感に燃える女性検事に扮(ふん)した社会派ドラマだ。

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 映画は、葉真中顕さんの小説「ロスト・ケア」(光文社文庫)が原作。鈴鹿央士さん、坂井真紀さん、戸田菜穂さん、藤田弓子さん、柄本明さんらも出演する。

 とある訪問介護センターが世話をする老人の死亡率が異常に高く、介護士の斯波宗典(松山さん)が、40人を超える要介護者の命を奪っていたことが判明する。逮捕された斯波は、検事の大友秀美(長澤さん)に「殺人ではなく“救い”」と主張。社会的なサポートだけでは到底守られない介護家族の厳しい現実を知った大友が、斯波の信念と向き合っていく……。

 斯波と大友が向かい合って会話をするシーンの緊迫した空気感、そこで描かれる過酷な介護の現場の姿が見る者の視線をくぎ付けにする。

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