光る君へ:こんな大河ドラマ見たことない? 再びの“廃邸ラブシーン”で泣きのギター 「ゲイリー・ムーアばりの」と話題に 

NHK大河ドラマ「光る君へ」第11回の場面カット (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第11回の場面カット (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第11回「まどう心」が、3月17日に放送された。同回では、まひろ(吉高さん)と道長(柄本佑さん)の廃邸でのラブシーンが再び描かれたが、視聴者の間でBGMが話題となった。

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 第11回では、兼家(段田安則さん)の計画により花山天皇(本郷奏多さん)が退位。為時(岸谷五朗さん)は再び官職を失うこととなった。まひろは、左大臣家の娘・倫子(黒木華さん)に、父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家の決定を覆すことはできないと断られてしまう。

 それでも諦めきれないまひろは、兼家に直訴。しかし、受け入れてもらえず、兼家はまひろを「虫けら」扱いする始末。一方、東三条殿では道隆(井浦新さん)の嫡男・伊周(三浦翔平さん)らも招いて宴(うたげ)が催され、栄華を極めようとしていた。

 そんな中、まひろは道長に誘われ、“いつもの廃邸”へ。勢いよく道長の胸に飛び込み、唇を重ねるまひろだったが、「俺の心の中でお前が一番だ」という道長の「妻になってくれ」との言葉が、「妾(しょう)として、そばにいてくれ」という意味だと分かると、道長を拒絶する。

 道長は道長で、「どうすればお前は納得するのだ。言ってみろ。遠くの国に行くのは嫌だ。偉くなって世を変えろ。北の方でなければ嫌だ。勝手なことばかり。勝手なことばかり言うな」と言い残し、まひろの前から去ってしまう。そして一人残されたまひろは涙を流し……と展開した。

 この一連のシーンで話題となったのが、大河ドラマのBGMには少々似つかわしくない“泣きのギター”。SNSでは「大河ぽくないギターソロ」「大友良英さんみたいなギターが」「ゲイリー・ムーアばりのギター」「クラプトンばりにギターが泣いていた」などと視聴者は反応。「大河ドラマで泣きのギターを聴くとはね」「むせび泣くギターサウンドが平安の世に響いた」「平安の夜に唸るエレキギターの調べが印象的だったなぁ。一番だけど一番になれない。苦しい恋」「禁断の恋のラブシーンにエレキギターの音楽。こんな大河ドラマは見たことないぞ! まひろ、これはつらい」といった感想も書き込まれた。

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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