1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（3月9～15日）は、NHK連続テレビ小説（朝ドラ）の“バトンタッチ”セレモニーが行われ、放送中の「ブギウギ」のヒロイン・趣里さんと4月スタートの「虎に翼」の主演、伊藤沙莉さんが出席した話題、亀梨和也さんが小芝風花さん主演の木曜劇場「大奥」（フジテレビ系、木曜午後10時）の第10話（3月21日放送）で一人二役を演じることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　石原さとみさん主演で4月9日にスタートする連続ドラマ「Destiny」（テレビ朝日系、火曜午後9時）の主題歌が、椎名林檎さんの新曲「人間として」に決まったことが12日、分かった。椎名さんが今作のために書き下ろした。ドラマは、横浜地検検事の西村奏（石原さん）が、大学時代の恋人である野木真樹（亀梨和也さん）と12年ぶりに再会したことを機に、封印してきた青春時代の“ある事件”と向き合うサスペンス・ラブストーリー。椎名さんは「ママになられた石原さとみ氏の復帰作とのこと。より逞（たくま）しくなられた彼女がいきなり法曹界へご降臨だなんて、ときめきを抑えられません」とコメントした。

　見上愛さんが、赤楚衛二さん主演で4月11日にスタートするフジテレビ系の連続ドラマ「Re：リベンジ-欲望の果てに-」（木曜午後10時、初回15分拡大）に出演することが13日、分かった。見上さんは、主人公の天堂海斗（赤楚さん）に思いを寄せる出版社の記者、木下紗耶（さや）を演じる。併せて、子役で11歳の白山乃愛さん、俳優の梶原善さん、青木柚さん、利重剛さん、小木茂光さん、光石研さん、余貴美子さん、笹野高史さんの出演も発表された。白山さんは、芳根さん演じる朝比奈陽月の妹・美咲（みさき）を演じる。小さい頃から心臓病を患いながらも、看護師である姉の陽月に支えられて闘病生活を送っているという役どころだ。

　綾辻行人さんの人気ミステリー小説を実写ドラマ化した「十角館の殺人」（3月22日からHuluで配信）で、劇中に登場するミステリ研究会のメンバーのキャストとして望月歩さん、長濱ねるさんら8人が13日、発表された。「十角館の殺人」は、綾辻さんの1987年の「十角館の殺人」から「奇面館の殺人」まで9編の長編推理小説で構成される「館」シリーズの1作目。天才建築家・中村青司が建てた「十角館」を合宿で訪れたミステリ研究会の男女7人を襲う惨劇と、死んだはずの中村青司から届いた1通の手紙の謎を追う元ミス研の江南孝明（奥智哉さん）と島田潔（青木崇高さん）の物語が描かれる。

　狂言師の野村萬斎さんが、長谷川博己さんが主演を務め、4月からTBS系「日曜劇場」枠（日曜午後9時）で放送される連続ドラマ「アンチヒーロー」に、東京地検トップの検事正役で出演することが14日、明らかになった。萬斎さんがTBSの連続ドラマに出演するのは初めて。萬斎さんは「長谷川さんとは以前舞台で共演したことはありますが、ドラマで共演させていただくのは今回初めてですし、長谷川さん演じる弁護士とわたくし演じる検察官が対峙（たいじ）していく姿も本作の見どころでもありますので、ぜひご期待ください」とコメントした。

　亀梨和也さんが、小芝風花さん主演の木曜劇場「大奥」（フジテレビ系、木曜午後10時）の第10話（3月21日放送）で一人二役を演じることが14日、明らかになった。第10代将軍・徳川家治に加え、その家治の秘密の鍵を握る歌舞伎役者を演じる。今作で亀梨さんは、冷静でありながらも胸の内に熱い思いを秘める将軍・家治を演じている。家治は、正室の五十宮倫子（小芝さん）のことを大事に思いながらも、田沼意次（安田顕さん）に出生の秘密を握られ、倫子を守るために言うことを聞く他ないという役どころ。亀梨さんが追加で演じる歌舞伎役者は、物語の終盤にキーパーソンになっていく。

　アイドルグループ「櫻坂46」の守屋麗奈さんが、連続ドラマ「不適切にもほどがある！」（TBS系、金曜午後10時）の第9話（3月22日放送）にゲスト出演することが15日、分かった。守屋さんは民放ドラマ初出演となる。今作を手掛ける脚本家・宮藤官九郎さんと磯山晶プロデューサーがタッグを組んだ配信ドラマ「離婚しようよ」（Netflix、2023年）では、妊婦役を演じていた守屋さん。今作では、秋津（磯村勇斗さん）が社内モニターとして登録したマッチングアプリで知り合う矢野恭子を演じる。秋津とは意気投合し、人を好きになったことがない秋津にとって初めての恋の相手となる。

　NHK連続テレビ小説（朝ドラ）の“バトンタッチ”セレモニーが15日、東京・渋谷のNHK放送センター内で行われ、放送中の「ブギウギ」のヒロイン・趣里さんと、4月1日スタートの「虎に翼」の主演を務める伊藤沙莉さんが出席した。伊藤さんは「（『ブギウギ』にも出演していた）お父さん役の岡部たかしさんから、『趣里ちゃんがんばってるよ』ということをよく聞いていましたし、毎朝の放送を見て、本当にかっこいいなと思っていました」と明かし、「いま趣里さんから直接バトンをいただいて、最後まで走りきろうと、改めて思いました。これからもがんばります」と意気込んだ。