歌手の小林明子さん(65)が、3月29日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。ドラマ主題歌となったデビュー曲「恋におちて-Fall in love-」(1985年)の制作秘話や、23年前に結婚した英国人男性の夫とのエピソードを語った。
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デビュー当時について、小林さんは「作曲家をしていて、自分のために歌うのではなく書いた曲がたまたまボツになりまして。1年後くらいにその曲を注文してくださったプロデューサーの方から『やっぱり君が歌ったら?』という話になって、歌わせていただいて。いきなりドラマ主題歌でデビューということになったんです」と振り返る。
ドラマ「金曜日の妻たちへIII」の主題歌ということで、歌詞に対しての注文が多かった。「(歌詞を担当した)湯川れい子先生には、何度も書き直しをさせられて。レコーディングも、書き直しをするたびに私も一度歌ってみて。何回もレコーディングをして……。プロデューサーの方は、アルバム1枚分ぐらいのお金使っちゃったな~(笑い)なんて」と振り返った。
学生時代から憧れのあった英国へ単身に渡り、太極拳の教室で出会った夫・デビットさんと23年前に国際結婚した。結婚の決め手は、自分自身と環境が似ていたからといい「すごく優しい人で。うちの父がとっても真面目で正直な人で、その父の真面目さと正直さを持ち合わせていた」と明かした。義母はとても優しく、全く文句を言わない人だという。義母からは、スモークした鱈(タラ)のチャウダーといった“イギリスの母の味”を習った。
2014年くらいに喉を痛め、コロナ禍ではブランクもあったことから、引退を考えた時期もあった。2022年11月に久しぶりに一時帰国した際、実家にある自身の衣装などを見て涙が出た。「こんな人生があったのにどうしちゃったんだろう、と思って。またやりたい、と言いましたら、いろいろお仕事いただけるようになって。ありがとうございます」と感謝した。
これからの目標については「やっぱり昔と同じように歌えないし、昔と体力的にも違うけれど『ああ、年を取るのも悪くないな~』と思ってもらえるようになりたいです」と語っていた。
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