新婚さんいらっしゃい!:人生初の共同作業は「本マグロ入刀」 フランス人妻の「野望」を日本人夫かなえる

4月7日放送「新婚さんいらっしゃい!」から=ABCテレビ提供
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4月7日放送「新婚さんいらっしゃい!」から=ABCテレビ提供

 藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分)。4月6日の放送は、マッチングアプリで出会い、国際結婚した2組のカップルが登場する。

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 1組目は、フランス出身の妻と、人材紹介やフィットネスの事業を手がける夫のカップル。妻は8年前に来日し、仏化粧品メーカーの日本支社で働いている。日本にひかれたのは12歳頃、仏国内のテレビでアニメ「GTO」を観たのがきっかけ。熱血教師・鬼塚の型破りな振る舞いに心をわしづかみにされた。

 出会いは5年前。マッチングアプリのプロフィール写真で、阿波踊りをする妻の笑顔に、夫は一目惚れした。日本の伝統文化をこよなく愛する妻に対し「僕のいる日本」が好きなんだ、とまるで何かの「日本代表」になった気分でうれしくなった夫は、すぐアプローチした。

 一方、妻からの第一印象はイマイチだったという。しかし「5分だけ電話しませんか?」と積極的なメッセージをくれた夫に、妻は好感を持った。

 しかし、いざ電話をすると、まるで転職面接のようで、5分と言いつつ30分間、妻は夫の質問攻めに。転職者支援の「職業病」のようだが、おかげで会話がスムーズに弾み、1週間後には食事に。妻は、大きな口で終始ニコニコの夫に胸キュンとなり、4回目のデートで夫から「I love you.」「I wanna be with you.(あなたと一緒にいたい)」と告白され、大喜びで受け入れた。

 夫は渡仏した際、妻の家族の前でプロポーズを決行した。20人ほど親戚が集まる中、夫が仏語で書いた手紙を妻に読んでもらい、最終的にプロポーズするストーリーだった。手紙の左側には妻への想い、右側には仏語で「結婚してください」の大きな文字。妻は夫の思いの強さに感動し、交際2年で結婚した。

 日本が大好きな妻には、挙式について「野望」があった。フランス在住の頃、日本の魚のドキュメンタリー番組で、ケーキ入刀の代わりに「マグロ入刀」をする結婚式を見て、胸を打たれた。「もし日本人と結婚すれば、絶対やる!」と決めていたという。そこで夫は結婚式当日、その日とれたての本マグロを準備。「こんな立派なマグロを用意できるのは、彼か『すしざんまい』の社長ぐらい!」とMC藤井も大絶賛の大物だった。そのマグロ、夫婦は「今までで一番おいしかった」と語る。

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