ムロツヨシ：「だれかtoなかい」4月から新MCに　中居正広を「これからは呼び捨てで」　SMAPのコンサート会場の設営バイトから「這い上がった」

　俳優のムロツヨシさんが、中居正広さんとMCを務めているトーク番組「だれかtoなかい」（フジテレビ系、日曜午後9時）のMCを務めることが明らかになった。3月31日の放送では、2月からMCを務めてきた二宮和也さんが“卒業”。次回4月14日の放送（7日は特番のため休止）からは、ムロツヨシが新MCに就任する。くしくも、二宮さんが初めてMCを務めた2月4日放送のゲストとして出演したムロさんが、二宮さんからバトンを受け取る形になった。中居さんとムロさんは番組レギュラーとしては初共演。

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　14日放送のオープニングでは、ムロさんが1人、緊張の面持ちでスタジオに登場。深々とおじぎをした後、「しびれます……」と、神妙に話し始めるのという。ムロさんはMCに就任するまでの経緯を明かし、中居さんはムロさんに期待していることを語る。

　ムロさんのMC初回ゲストは、「“ザ・俳優”なお二人」と中居さんが表現する実力派俳優として活躍し続ける吉田鋼太郎さんと高畑充希さん。最初にムロさんとは長年の付き合いで、中居さんに対しても好感を持っているという吉田さんが登場。吉田さんの俳優としての魅力を探るほか、プライベートでは3歳の娘の父親である吉田さんと、独身の中居さんとムロさんが、それぞれの結婚観を語る一幕もあるという。中居さんの好きな女性のタイプも明らかになる。

　その後、吉田さんから「なんでも話せる友だちの1人です」と紹介されて高畑さんが登場。10年ほど前にドラマで共演し、意気投合したという2人は、お互いに「こうたろう」「みつき」と呼び合う仲だと明かす。ムロさんと高畑さんも親友同士だと分かり、意外なエピソードの数々が語られる。

　さらに俳優にとっての「舞台」と「映像」の違い、吉田さんも高畑さんも関わりの深い演出家・蜷川幸雄さんとの思い出など、俳優ならではのクロストークが展開。中居さんとムロさんも、自身のエピソードも披露しながら、興味津々でゲストの話に聞き入る。また、ゲストの2人がそれぞれが「今一番憧れる、気になる俳優」を発表。意外な名前も飛び出し、MCの2人は、驚きつつも納得。そこから話が発展し、高畑さんが「今日お話ししていて、中居さんってすごいなと思いました」と言い出す。

　新MCのムロさんのコメントは以下の通り。

　◇ムロツヨシさんのコメント

　――初収録はいかがでしたか？　率直な感想をお聞かせください。

　もう何が何だか分からないですけど、とにかく楽しい時間でした。あと、オープニングで1人で出ていくときのあの緊張は、自分の人生のランキングでも、かなり上位に入ると思います（笑い）。

　――MCのオファーを受けた理由は？

　声をかけていただいた以上、“これは逃げるわけにはいかないぞ”と。それしかなかったですね。迷ってる余裕もなかったです。もうやるしかない、という思いで、今日この場に立たせていただいております。

　――今後、MCとして、どのように自分らしさを出そうと考えていますか？

　う～ん、自分らしさは、まだ出せていないかもしれませんね。僕は、ニノ（二宮さん）ほどの落ち着きもありませんし（笑い）、ただがむしゃらに、必死こいて、空回りも含めて（笑い）、やっていくしかないのかなと。で、その姿を皆さんが見たときに、どこかに僕らしさが出ていればいいなと思います。

　――中居正広さんの印象は？

　本当に優しい方だなと思います。僕が仕切らなきゃいけないときも、さりげなくフォローしてくれたり、僕がやるまでしっかり待ってくれたりして、とてもありがたいなと。……いや、こんなこと言ってたらダメですね。僕はかつて、SMAPさんのコンサート会場を設営していた男ですから（笑い）。あのヘルメットをかぶったバイトくんが、ここまで這（は）い上がってきたわけですから、やるからには、しっかり中居さんとケンカして、そして仲直りをして、というのを繰り返しながら、番組を作れたらなと思っております！　これからは、“正広”って呼び捨てでいきますよ！（笑い）。