永瀬廉&松田元太:「東京タワー」初共演の2人が明かすお互いの“魅力”と“新たな発見” 年上女性と恋する役への共感は?

連続ドラマ「東京タワー」で主演する永瀬廉さん(右)と共演の松田元太さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「東京タワー」で主演する永瀬廉さん(右)と共演の松田元太さん=テレビ朝日提供

 人気グループ「King & Prince」の永瀬廉さんが主演し、人気グループ「Travis Japan」の松田元太さんが共演する連続ドラマ「東京タワー」(テレビ朝日系、土曜午後11時)がスタートした。ベストセラーとなった江國香織さんの同名小説を現代の東京を舞台に実写化し、21歳の医大生と20歳以上年の離れた人妻の「許されない愛」を描く。主人公の小島透を演じる永瀬さんと、透の友人で年上女性との恋愛に憧れる大原耕二を演じる松田さんに、共演の感想や役への思いなどを聞いた。

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 ◇「ゆるくしゃべれる相手」と信頼

 2人は今回がドラマ初共演。永瀬さんは、松田さんについて「場を和ませる力がすごい」と捉えており、「発言も、みんなが突っ込みたくなるというか、クスっとなる。そういう人って、いろいろな場所で愛されると思います」と魅力を語る。

 一方、永瀬さんについて「やっぱり『ストイックだな』と感じます」と松田さん。「撮影でシーンが終わったらすぐベースに戻って、監督とモニターでチェックしている。見え方や透としての生き方なども細かく自分自身でチェックして、監督とコミュニケーションをとって……というところはすごく勉強になりますし、ステキだなと思います」と称賛する。

 同じ1999年生まれで、プライベートでは以前から交流があった。初めて共演して新たに発見した部分を聞くと、永瀬さんは、松田さんの仕事への向き合い方を挙げる。「耕二の見た目にすごくこだわっています。例えばサングラスが置いてあったら、『ちょっと頭にかけてみてもいいですか?』とか、ヘッドホンをしてみたり、とか。多分、元太なりの耕二を見た目からも探しているんだろうな、ということが分かった。仕事に対してちゃんと考えがあって『こうしたい、ああしたい』がある人なんだな、と分かりました」と語る。

 松田さんは、永瀬さんの“新たな一面”として、「シーンとシーンの間で『絵しりとり』をしたんですけど、絵が下手でした(笑い)」と楽しそうに明かして「でも、なんか好きになっちゃうような、可愛い下手さというか、癖になっちゃうというか……」と、自身の携帯で永瀬さんの絵の写真を撮ったとほほ笑んだ。

 取材中も楽しそうに会話する2人は、普段も“会話にならない会話”を交わすなど、ゆるいコミュニケーションを楽しんでいるようだ。

 松田さんが「よく話すんですけど、お互い、深く考えないで会話をするんです。いい意味で適当というか、ストレスのない会話ができるので、一緒にいて楽というか……男友達のような感じがすごく楽です」と述べると、永瀬さんも「多分、僕らの話って、よく考えたら会話になっていないんですよね。思ったことを言い合っているだけなので。会話っていうより騒いでいる、という感じ。お互いに独り言を言っているような感じです」とうなずき、「元太と『会話している』って思ったことないですよ、僕。それぐらいゆるくしゃべれる相手ですね」と信頼感をにじませた。

 ◇永瀬廉、透の行動には共感「真っすぐさは似ているな」

 永瀬さんと松田さんは、本作で共に、年上の女性との危うい恋に溺れる役を演じる。20歳以上年上の浅野詩史(板谷由夏さん)に惹(ひ)かれていく透を演じる永瀬さんは、「透のせりふでもあるんですけど、詩史さんは所作も含め、すごくきれいで、丁寧で。詩史さんの紡ぐ言葉も絶対に透は好きだと思うし、僕が永瀬廉として聞いても、惹かれる理由が分かる。ゆっくり動いたり、ゆっくり話したり、そういう余裕のある部分にすごく惹かれていくんだろうな、というのは分かりますね」と、詩史の魅力を語る。

 人妻だが、詩史を好きになってからの透の行動にも共感できるといい「人に対してではなくても、たとえばアニメとか自分が好きなもの、はまったものに対して、睡眠時間を削ってでも見ちゃったり。何か好きなもの、はまったものに対しての熱中度合い、真っすぐさは似ているな、と思いました」と理解を示す。その上で「詩史さんに対する気持ちなど、内にすごく熱いものを秘めている、ということがちゃんと伝わればいいな、と思っています」と透役に込めた思いを説明する。

 専業主婦の川野喜美子(MEGUMIさん)を誘惑する耕二役の松田さんは、「喜美子さんには、いろいろな波があって。感情をぐっとこらえている表情だったり、逆に出す時は出したり……この波というかテンション感も魅力だし、演じていて、たくさんいろいろなキャッチボールをさせていただけて楽しいです」とMEGUMIさんとの芝居について話す。

 そんな松田さんは、耕二との共通点は「ない」としつつ、その上で「こういう耕二は面白いな、いいなとか、そういうことを思っていただけるように演じています」と力を込めた。

 役への思いを語る2人が、本作で視聴者に注目してほしいポイントは? 

 永瀬さんは「やっぱり、めちゃめちゃ東京タワーがきれいなんですよ。要所要所、大事なシーンにいろいろな表情の東京タワーが後ろに映っている。透の心情とマッチしているように見えるぐらいの親和性というか。(東京タワーに)より思い入れが強くなると思いました」と紹介。

 松田さんは「表情でも、インパクトのあるシーン、記憶に残るシーンを届けられたらいいな、という思いがあります。たとえばニヤッと笑って、『なんでここで笑ったんだろう』とか。そういう部分も見てもらえたらうれしいですね」とアピールした。

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