良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、4月25日に放送される連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系、木曜午後10時)の第3話を紹介する。
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ドラマは、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が発生。登場人物たちの「野心」と「復讐(ふくしゅう)心」が入り乱れ、人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンスだ。
巨大病院「天堂記念病院」理事長の息子、天堂海斗(赤楚衛二さん)は、父の天堂智信(光石研さん)との仲たがいから、医師にはならず、出版社で週刊誌記者として働いていた。智信が巻き込まれ、命を落とした事件をきっかけに、理事長の座をめぐる権力闘争に身を投じていく。
赴任して間もなく理事会に抜てきされた心臓血管外科の医師・大友郁弥(錦戸亮さん)が、智信を殺したのではないかーー。海斗は、そう疑念を持つ。大友は智信と過去に因縁があったからだ。郁弥の正体を暴くため、海斗は、病院会長である祖父の天堂皇一郎(笹野高史さん)に頭を下げ、天堂記念病院の広報部で働くことになる。
第3話では、郁弥が犯人である証拠をつかもうと奮闘する海斗の姿が描かれる。海斗は、病院広報部で働く従兄弟の天堂佑馬(青木柚さん)に協力を仰ぎ、智信が急死した日の監視カメラをチェックする。予想の付かないその後の展開はもちろん、赤楚さんの怒りや覚悟を感じさせる演技も見どころだ。
劇中では、天堂一族の会食シーンも登場。そこにはなぜか郁弥の姿もあり、新理事長で海斗の伯母の市子(余貴美子さん)は不満を爆発させるが、皇一郎は市子に厳しい言葉を浴びせ、郁弥の肩を持つ。
この場面での、笹野さん、余さん、錦戸さんら実力派キャストの“演技合戦”にも注目だ。静かに底知れぬ恐ろしさを感じさせる皇一郎、感情をあらわにする市子、どこまでもつかみ所のない郁弥。三者三様のキャラクターがぶつかり合う、緊張感あふれるやり取りに息をのむ。
終盤では、智信が殺された事件の真相がついに明らかになる。果たして、智信を殺したのは誰なのか? そして郁弥は何者なのか? 衝撃の結末から目が離せない。
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