赤楚衛二&錦戸亮:「Re:リベンジ」で初共演 互いの印象は「テレビの向こう側の人」「優しくて柔らかい雰囲気」

連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」に主演する赤楚衛二さん(左)と錦戸亮さん
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連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」に主演する赤楚衛二さん(左)と錦戸亮さん

 4月11日から「木曜劇場」(フジテレビ系、木曜午後10時)でスタートする連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(初回は15分拡大)。主人公で、大病院の理事長の息子・天堂海斗を演じる赤楚衛二さん、その病院に赴任してきた心臓血管外科の医師で、海斗と対立する大友郁弥を演じる錦戸亮さんに、ドラマの魅力や互いの印象について聞いた。

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 ◇スピーディーな展開が見どころ

 ドラマは、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起きるサスペンス。登場人物たちの「野心」と「復讐(ふくしゅう)心」が入り乱れ、人間の秘めた「欲望」がむき出しになっていく様を描く。海斗は、父が日本屈指の大病院「天堂記念病院」の理事長を務めているが、父と仲違いし週刊誌記者として働いている。そして、ある事件をきっかけに病院内で勃発する権力闘争に立ち向かう……というストーリー。

 出演オファーを受けた時を振り返り、赤楚さんは「本当にうれしいです。復讐劇は僕の好きなテーマでもあるので、全力で役を生きたいと思います」と目を輝かせる。

 フジテレビのドラマに出演するのが「トレース~科捜研の男~」(2019年)以来、5年ぶりとなる錦戸さんは、「久しぶりに湾岸スタジオに来た時は、感慨深いというか、そわそわした気持ちもありました。またこうやって呼んでいただけるのは、すごくうれしいこと。精いっぱい自分にできることを頑張りたいです」と意気込む。

 権力争いを通して、サスペンスフルにストーリーが展開していく。赤楚さんは「人間の醜さが垣間見えるような台本で、面白くてあっという間に読み終えました。展開が早くて、続きもすごく気になりますし、何よりこの作品に携われるのかと楽しみになりました。僕が演じる海斗は、持っている欲望の種類が変わっていくキャラクター。その移り変わりが丁寧に描かれていて共感しやすかったです」と語る。

 錦戸さんも同調し、「スピーディーに進んでいって、いろんなことが起こりますし、一つの出来事が終わったと思ったら、すぐ次の何かが始まったり、いい意味で見ていて忙しいドラマです。伏線にも、気付ける人は気付くかもしれません。僕が演じる郁弥は『この人、何考えているんだろう?』というキャラクターなので、最初の方は展開が読めないかもしれないです」と含みを持たせた。

 ◇”リベンジ”に燃えるタイプ?

 赤楚さんと錦戸さんは、今作が初共演。錦戸さんの印象について、赤楚さんは「僕が小学生の頃からテレビで見ている存在なので、『テレビの向こう側の人だ!』というテンションになって、帰りにマネジャーさんに『わぁ~本物でしたね』と話しました(笑い)。実際にお会いしてみると、フラットで優しくて、すごくホッとしましたし、本当にすてきな方です」と明かす。

 それを受け、錦戸さんは「僕も赤楚君を見ていた側ですから」と返し、「CMとかを見て、また出てるなって。共演が決まってからは、ネットニュースで赤楚君の記事が出てきたら見るようになりました。とても優しいですし、柔らかい雰囲気の方。あとは楽屋の前を通った時、名前の字面がめちゃくちゃかっこいいなって思いますね」と笑顔を見せた。

 劇中では、登場人物たちの復讐心が描かれるが、赤楚さんと錦戸さんは“リベンジ”に燃えることはあるのだろうか?

 赤楚さんは「大体のことは忘れて楽しく生きようと思うけれど、意外と負のエネルギー、憎しみや怒りって原動力にはなるので、それを全て捨て去ろうとは思わない」と吐露。

 両親から、20歳になったら家を出て自立するように言われていた過去に触れ、「ちゃんと20歳で出て行ってやったぞ、絶対に戻らないぞという気持ちでやっています。憎しみとかではないんですけど、自分を奮い立たせる言葉でした」と明かした。

 一方、錦戸さんは「勝てそうだったらチャレンジするかも知れないですが、無理だろうと思ったら挑まないですね。勝てない相手は山ほどいますから」と答え、「そういう生き方も、年を取ってきたら上手になります。見なくていいものは見なくなります。そっちのほうが楽に生きられるので」と打ち明けた。

 最後に、錦戸さんは「木曜10時が毎週楽しみになって、リアルタイムで見たいと思えるドラマになるように、僕たちも一生懸命演じたいですし、皆さんに楽しんでいただける作品になるといいなと心から願っております」とアピール。

 赤楚さんも「人が容量を超えた欲望を持ってしまった時にどうなってしまうのかというのがテーマで、登場人物全員が欲望を持っていて、それが連鎖していきます。すごく見ごたえがあると思うので、ぜひ毎週木曜日を楽しみにしていただきたいです」と呼びかけた。

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