テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(水曜深夜0時15分~同45分、一部地域を除く)に、俳優の味方良介さんが出演することが分かった。第6話(5月29日深夜)から、物語のキーパーソンとなる会津藩藩主・松平容保(まつだいら・かたもり)役で登場する。
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松平容保は、京都の治安維持を担う「京都守護職」を務め、新選組の後ろ盾となる人物。新選組の名を浪士組に与えたのも容保で、“新選組の生みの親”ともいうべき存在。
味方さんは「彼がいなければ新選組は生まれなかったですし、幕府への忠誠心の塊のような人物。動乱の時代を生き、散っていった彼を演じるのは自分にとって、とても貴重な経験となるだろうと思いました」とコメント。
容保を威厳のある人物として演じているといい、「僕が演じる容保との対比によって、隊士たちの生き生きした様や苦悩が浮かび上がればいいなと考え、僕はあえて感情をさらけ出さずに抑えて、“ロー”で攻めていく演技をしたいなと思いました。撮影に入る前、監督から『殿としてどっしり構えていてほしい』と言われましたが、豪華な衣装を着させていただき、どっしり存在するしかありませんでした(笑い)。令和の新しい時代劇の中で、既存の時代劇の重みを感じていただけるシーンになったらいいなと思っています」と話した。
撮影現場でのエピソードも明かし「土方歳三役の阪本奨悟くんは昔からよく知っている間柄で、今回15年ぶりぐらいに会って他愛のない話をしました。フレッシュなキャストの皆さんも僕に興味を持ってくださったのかよく話しかけてくださって、輪の中に入れていただきました。中でも、山南敬助役の永田崇人さんは自分の役について思うところを伝えてくれて、毎シーン毎シーン、生き生き演じているなと感じましたし、芹沢鴨役の三浦涼介さんも異色なオーラを出していて、“こういう芹沢もアリだよな!”と思わせてくれるすごみを感じました」と述べた。
第6話では、壬生浪士組が容保の前で「剣舞」を披露するが、「“見事”のひと言でした。難しい振り付けなのに清々しい顔でパフォーマンスを見せてくれて、新しい時代劇としてすごくいいシーンになったと思います」とアピールした。
ドラマは、手塚治虫の隠れた名作といわれるマンガ「新選組」(1963年)の実写化。架空の若き隊士の鎌切大作(前田拳太郎さん)と深草丘十郎(奥智哉さん)が、時代の波に翻弄(ほんろう)され、過酷な運命をたどる青春群像劇だ。「斬新な殺陣」「流麗な剣舞」など、これまでの時代劇にはない要素を取り入れた“シン・時代劇”と銘打っている。4月から2クール連続で放送中。
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