古川琴音:4年ぶり“月9”出演 目黒蓮演じる主人公の元恋人役「何度も胸がいっぱいに」 7月期「海のはじまり」

目黒蓮さん主演の“月9”ドラマ「海のはじまり」に水季役で出演する古川琴音さん(左)と海役の泉谷星奈ちゃん (C)フジテレビ
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目黒蓮さん主演の“月9”ドラマ「海のはじまり」に水季役で出演する古川琴音さん(左)と海役の泉谷星奈ちゃん (C)フジテレビ

 俳優の古川琴音さんが、「Snow Man」の目黒蓮さん主演で7月1日にスタートする“月9”ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系、月曜午後9時、初回30分拡大)に出演することが6月6日、明らかになった。古川さんが“月9”に出演するのは、2020年1月期の「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」以来、4年ぶり。古川さんは、目黒さん演じる主人公、月岡夏の大学時代の交際相手、南雲水季を演じる。

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 「海のはじまり」は、脚本を生方美久さん、演出を風間太樹さんらが担当し、プロデューサーを村瀬健さんが務める。人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を丁寧に描く、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。

 目黒さん演じる夏は東京都内の印刷会社で働く28歳の青年。大学時代の交際相手で、別れて以来、7年も会っていなかった水季の死をきっかけに、自分と血がつながっている娘、海(泉谷星奈ちゃん)の存在を知り、人生が変化していく。夏と現在交際中の恋人、百瀬弥生を有村架純さん、水季の母・朱音を大竹しのぶさん、水季が夏と別れたあとに働いていた図書館の同僚、津野晴明を池松壮亮さんが演じる。

 古川さん演じる水季は、夏と大学に入学したばかりの頃、新入生勧誘の場で出会う。たまたま声をかけた夏に対して、最初はいぶかしげな様子の水季だったが、夏が同じ1年生だと分かると急に笑顔で人懐っこく話しかけてくるようになる。その後もマイペースに話を続ける水季に、当初は「変な子だなあ」と思っていた夏も、次第にそのペースが心地よくなり、気付けばお互い笑顔で話すように。その年の夏には交際を始めた2人だったが、2年生になりそろそろ就職活動に取り掛かろうとしていたある日、夏は水季から想像もしなかった言葉を聞く……。

 恋愛映画で初のヒロインを務めた映画「言えない秘密」(河合勇人監督)が6月28日に公開される古川さんは、今作への出演にあたり「家族になることも、ならないことも、小さな偶然と選択の繰り返しで、その瞬間に込められた愛がたくさん描かれた作品だと思いました」とコメント。水季を演じていて、「何度も何度も胸がいっぱいになりました」と話している。

 古川さんとプロデューサーの村瀬さんのコメントは以下の通り。

 ◇古川琴音さんのコメント

 家族になることも、ならないことも、小さな偶然と選択の繰り返しで、その瞬間に込められた愛がたくさん描かれた作品だと思いました。水季は27年間という短い人生の中で、彼女なりに、大切な人たちを愛し抜いたかっこいい人です。その芯の強さに、演じる私自身が憧れつつも、その強さこそが水季の不器用で弱いところであったり、ぐらぐらと揺れ動きながら精いっぱいに生きていたことが分かり、何度も何度も胸がいっぱいになりました。そんな水季の生き様を丁寧に、精いっぱい、演じます。これから、錚々(そうそう)たるスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、お芝居や対話を通して作っていくのが楽しみですし、視聴者の皆さんの中にもたくさんの対話が生まれる作品になると思います。ぜひお楽しみにしていてください。

 ◇プロデュース・村瀬健さん(フジテレビ ドラマ・映画制作部)のコメント

 古川琴音さんのことは、何年も前からずっと気になっていました。なんとも言えない特別な空気を身にまとっていて、彼女が画面に出てくると、いつも決まって吸い込まれるように彼女に目が行ってしまい、いつの間にか目が離せなくなっているのです。なんとも言えない不思議な魅力を持った女優さんだなぁといつも思っていました。どことなく不安定でとらえどころがないのに、気がついたら彼女が演じる役に感情移入している、そんな経験が何度もありました。今回、古川さんに演じていただく水季は、まさに不思議な魅力を持った女性です。何を考えているのか分からなくて、突拍子もないことを言い出しては答えに困らせる。夏は、そんな水季のペースに巻き込まれ最初は戸惑うのですが、それがいつの間にか心地良くなっていきます。古川さんが醸し出す不思議な雰囲気が、そんな水季にぴったりだと思ったのです。そして水季は、大学在学中に夏との子を身ごもり、夏には何も言わずに一人で母になる人生を選びます。母になることを想像していなかった女性が母になる。僕は、古川さんには少女のような雰囲気があると感じていました。水季もどこか少女のような雰囲気を持っており、その雰囲気を纏(まと)ったまま母になろうとする女性です。古川さんが纏(まと)っている空気が水季というキャラクターにリアリティーをもたらしてくれると思い、この大切な役をお願いしました。すでに撮影が始まっているのですが、古川さんの水季は想像以上の素晴らしさです。水季が今はもうこの世にいないと思うと、いつも苦しい気持ちになります。古川さんだから出せる特別な空気を纏(まと)った水季にご期待ください。

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