藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい！」（ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分）。6月23日の放送は、デヴィ夫人の著書を読み込んで妻が東京大工学部卒の夫にアタック、無事結ばれたという東京都内のカップルが登場する。

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　自宅にあるデヴィ夫人の著書「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」をめくると、丁寧に読み込まれた跡がいっぱい。実はこれ、夫との「格差」を埋めようとした、妻の努力の跡でもあった。「こんな本が裏にあるとは知らず、ゲットされちゃいました」と語る夫は、偏差値70、東京大工学部卒だ。

　かつて妻が失恋したとき、運命の1冊に出会った。ハイスペックな男性にプロポーズされるなど、人生を謳歌するデヴィ夫人の逸話を読み「自分も選ばれる女になりたい！」と思った。しかし、さすがに大統領夫人を目指すのはムリがある。悩んだ結果、ひらめいたのが東大生だった。

　東大生を捕まえるため、妻はまず、東京大のキャンパスに潜入した。「ここに未来の旦那さんがいる」と、学食で通路側の席を陣取り、カレーを食べながら待ち構えたが、誰にも話しかけられずじまい。このままじゃ帰れないと、なぜか東京大名物・赤門ラーメンをおかわりしたものの、不発に終わる。

　そこで、マッチングアプリがひらめいた。

　約4年前、当時の夫は研究に明け暮れ、女の子どころじゃなかったが、卒業も近づき「彼女との学生生活も送りたい！」とアプリに登録した。何人かとやり取りしたものの、ピンとくる人がおらず、そろそろやめようかと思っていたタイミングで「イイネ」をつけてきたのが妻だった。

　妻は「25歳、東京大学出身」というプロフィールを見つけるやいなや、すぐにメッセージ。「22歳、看護師になるため勉強頑張っています！」と送ると、夫のほうも「すごく可愛らしくて愛嬌もある」と好感を持った。

　その後、初デートで夫が「なんで『イイネ』してくれたの？」と尋ねると、妻はデヴィ夫人の本に書いてあったとおり「頭の良い人、優秀な人が好きなので」と正直に答えた。すると、夫は頭のいいところを見せるため、フラッシュ暗算を披露し、妻を喜ばせた。

　妻は、3つの作戦を実行することにした。その巧妙な手口にまんまと落ちた夫は「今、告白するかどうか」を悩み、成功する確率の方程式を組み立てる。成功率は今なら63％、次回なら46％に下がると算出されたため、初デートで告白。交際がスタートした。

　しかし、いざ同居してみると、すべてに効率化を求め、あらゆるものが自動化されていた夫。紹介する。しかし、効率化ばかりでは人生、楽しくない。まるでロボットのような効率重視の夫を変えた、妻のある一手が明かになる。

　2023年8月、晴れて夫婦となった2人。結婚生活は「すごく幸せ」と語る妻だが、今まで知らなかった夫の一面を知る。誕生日のに「ちょっとこの服着て」と可愛い洋服を渡された。ちょっと怪しげな新婚生活を紹介する。