1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（10月12～18日）は木村拓哉さんが型破りな天才シェフを演じたドラマ「グランメゾン東京」（TBS系）の同名の完全新作スペシャルドラマが12月に放送される話題、3年前の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が、11月18日から再放送されることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　木村拓哉さんが型破りな天才シェフを演じ、2019年10月期にTBS系「日曜劇場」（日曜午後9時）で放送されドラマ「グランメゾン東京」の同名の完全新作スペシャルドラマが、映画「グランメゾン・パリ」（塚原あゆ子監督、12月30日公開）の公開前日、12月29日午後9時に同局系で放送されることが10月16日、分かった。また、スペシャルドラマに窪田正孝さんと北村一輝さんの出演が決まった。窪田さんは、パリに行ったはずだが連絡が途絶えていた尾花夏樹（木村さん）と早見倫子（鈴木京香さん）が再会を果たすフランス料理レストラン「メイユール京都」のシェフの湯浅利久を、北村さんは「グランメゾン東京」と資本提携している大手企業傘下の「NEXマネジメント」の代表取締役、明石壮介を演じる。

　木村さんと、人気グループ「Kis-My-Ft2」の玉森裕太さんが17日、東京都内で行われた「ミシュランガイド東京2025」の掲載店発表セレモニーにサプライズで登場した。木村さんと玉森さんは、ミシュランが制作に協力しているドラマ「グランメゾン東京」に出演。木村さんは三つ星掲載店の発表、玉森さんはシェフジャケットの授与などを行った。木村さんは「ドラマをやらせていただき、自分なりに緊張と重圧と責任と、役という形を借りた上で、（ミシュランへの）理解はあったんですけど、非常に意味のある価値のある瞬間に、今回携わることに驚いております」と語った。

　テレビ朝日の「オシドラサタデー枠」（土曜午後11時）で12日にスタートした、「timelesz」の菊池風磨さん主演の連続ドラマ「私たちが恋する理由」の初回の見逃し配信の再生数が、120万回を突破したことが16日、分かった（ビデオリサーチ調べ、計測期間：12～15日）。第1話が放送されると、X（旧ツイッター）のトレンド上位に「＃私たちが恋する理由」やキャスト名、役名が次々とランクイン。菊池さんは「Xでも多数の声をいただいているようで、感謝しております。これからの葵と黒澤の恋の行方ももちろんですが、市川、坂元、大島、小津もご注目いただけますと幸甚に存じます」とコメントした。

　人気ドラマ「相棒」の最新シーズン「相棒 season23」（テレビ朝日系、水曜午後9時）が16日にスタートし、意外な“始まり方”が話題となった。今年は警視庁の前身組織「東京警視庁」が設置されてから150年。右京（水谷豊さん）と薫（寺脇康文さん）は「警視庁150年史」の編纂（へんさん）作業を命じられた。冒頭は右京のナレーションのもと、明治7年（1874年）から始まる警視庁誕生の歴史が語られていった。警視庁を作った“日本警察の父”川路利良と大久保利通に、当時の警察官の服装をした右京と薫が謁見するイメージも流れ、SNSでは視聴者から「明治特命係！？」などの声が上がった。

　江口洋介さんが12月8日にスタートする連続ドラマ「連続ドラマW 誰かがこの町で」（WOWOW）で主演を務めることが17日、明らかになった。江口さんが連ドラの主演を務めるのは「天使にリクエストを～人生最後の願～」（NHK）以来約4年ぶりで、「忍びの家」（Netflix）で忍びの親子を演じた蒔田彩珠さんと再共演を果たす。ドラマは、かつて残忍な誘拐殺人事件が起きた新興住宅地を舞台に、住民たちの間に渦巻く“同調圧力”が引き起こす恐怖を、生々しく、鮮烈に描いた社会派ミステリー。江口さんが演じるのは、法律事務所の調査員の真崎雄一。懸命に家族を探す真っすぐな少女（蒔田さん）と出会い、彼女のために真実を追う。

　「Snow Man」の深澤辰哉さんが17日、東京都内で開かれた同日スタートの松本若菜さんの主演ドラマ「わたしの宝物」（フジテレビ系、木曜午後10時、初回は15分拡大）の試写会の舞台あいさつに登場した。深澤さんは、松本若菜さん演じる神崎美羽の幼なじみの冬月稜役を演じている。今作のオファーに「まさか自分に大人の恋愛ドラマのオファーが来ると思っていなかったので、すごくびっくりしました」と明かし、Snow Manのメンバーの反応も「めちゃくちゃびっくりしてましたよ。『深澤が、大人の恋愛ドラマ？』みたいな」と語った。

　2021年後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「カムカムエヴリバディ」（全112回）が、11月18日から総合テレビの月～金曜午後0時半～同0時45分の再放送枠で放送されることが18日、明らかになった。NHKプラスでも配信される。朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、京都・岡山・大阪を舞台に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描いた。上白石萌音さんが祖母の安子役、深津絵里さんが母のるい役、川栄李奈さんは娘のひなた役として、バトンをつないだ。再放送に先立ち特番の制作も決定した。「0からわかる！カムカムエヴリバディ」「カムカムエヴリバディ あなたが選ぶ思い出のワンシーン TOP10（前編・後編）」などの内容となる。

　蓮佛美沙子さんと永作博美さんが、2025年1月からNHKの「夜ドラ」枠（総合、月～木曜10時45分）で放送される「バニラな毎日」に出演することが18日、分かった。賀十つばささんの小説を原作に、大阪の小さな洋菓子店を舞台にした“スイーツ・ヒューマンドラマ”で、蓮佛さんが主人公のパティシエ、永作さんが図々しくて陽気な性格の料理研究家を演じる。ドラマでは、白井葵（蓮佛さん）はパティシエとしての修業を積み、大阪で夢だったこだわりの洋菓子店を開く。しかし、経営はうまくいかず、店を閉じることに。そこへクセの強い料理研究家の佐渡谷真奈美（永作さん）が現れ、閉店した白井の店の厨房で、“たった一人のためのお菓子教室”を開くと言って……と展開する。

　演劇コントユニット「ダウ90000」の吉原怜那さんが、北村一輝さんが主演するTVerオリジナルのミニドラマ「おっちゃんキッチン」の第7話に出演していることが18日、明らかになった。「おっちゃんキッチン」は、北村さん演じる“おっちゃん”の食堂で提供される丼グルメを食べながら、自身の悩みを語る若者の姿や、無口な店主が若者との手探りなコミュニケーションを通じて自身のアップデートを目指す姿を描く。吉原さんが演じるのは、ストレスを抱えた23歳の保育士。子供に対する親の接し方への愚痴をこぼすが……というストーリー。全12話で9月6日の配信スタートから毎週金曜に新エピソードを配信している。