ライオンの隠れ家:ドラマPに聞く第7話 「久しぶりの3人の時間に癒される回」 橋の上のシーンの裏話も

ドラマ「ライオンの隠れ家」第7話の一場面(C)TBS
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ドラマ「ライオンの隠れ家」第7話の一場面(C)TBS

 俳優の柳楽優弥さん主演の連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系、金曜午後10時)の第7話が、11月22日に放送される。見どころや撮影の舞台裏について、松本友香プロデューサーに聞いた。

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 ドラマは、洸人(柳楽さん)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰さん)が、「ライオン」と名乗る謎の少年(佐藤大空君)と出会い、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。脚本は完全オリジナルで「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)や「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)を手掛けた徳尾浩司さんと、連続ドラマデビュー作となる一戸慶乃さんが共同で担当する。

 ◇第7話の見どころ

 洸人と美路人、ライオンが、ひょんなきっかけである景色の綺麗な島に逃避行の旅に出るロードムービー回となっています。そのあるきっかけのキーパーソンになるのはまたまた貞本(岡崎体育さん)……!

 ライオンを守るためにこの選択をした洸人ですが、洸人からしても美路人とこれまで通り2人で生活していたら、実家から外に出るなんて考えてこなかった、考えようとすらしなかった選択かもしれません。みっくんにとっても大冒険です。

 そんな3人のドタバタ珍道中や島での生活を楽しめる回ではあります。もちろん背景には、愛生(尾野真千子さん)のこと、祥吾(向井理さん)のことと、サスペンスの軸はありますが、その緊張感から少し解放され久しぶりの3人の時間に癒される回でもあると思います。

 ◇第6話の撮影裏話

 これまでの伏線回収回で、1話の冒頭とラストで見えた橋の上の謎の女性と、男の子の緊迫のシーンの全てが明かされた回でした。あの橋の上のシーンは、1話と同時に6話分も撮影したため、クランクイン直後の真夏の撮影ではありましたが、山奥で1日雨ふらしの撮影に耐え抜いてくださった尾野さんと大空くん、撮影隊の魂が詰まっています!

 監督も渾身(こんしん)の迫力映像と俳優部の迫真のお芝居を撮れてすごく思い入れが強いシーンだそうです。

 この日の天気は映像とは違い、実際は薄曇りでほぼ晴れていたので、VFXチームが悪天候の世界を作ってくださいました。ただ、撮影もあと2カットの時、突然ゲリラ豪雨がやってきて、辺り一面暗くなり、大粒の雨が降り出しました。なので、1カットだけ、本当に天然の豪雨の中で撮影しているカットが混ざっています! それを見つけられたら相当なマニアックウォッチャーだと思います(笑い)。

 そしてライオン役の大空くんはこのドラマで、一番いろんなロケ場所に行っているかもしれません。ある時は山奥、ある時は山の頂上、海、川など……。5歳なので毎日の撮影が初めてなことばかりですが、本当にタフにどんなシーンでも楽しんで過ごす姿がたくましい存在です。

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