御上先生:“御上”松坂桃李と生徒29人に関わる役で吉岡里帆、櫻井海音、及川光博、常盤貴子ら キャスト8人発表

日曜劇場「御上先生」に出演する(上段左から)迫田孝也さん、吉岡里帆さん、及川光博さん、臼田あさ美さん、(下段左から)櫻井海音さん、常盤貴子さん、北村一輝さん、林泰文さん=TBS提供
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日曜劇場「御上先生」に出演する(上段左から)迫田孝也さん、吉岡里帆さん、及川光博さん、臼田あさ美さん、(下段左から)櫻井海音さん、常盤貴子さん、北村一輝さん、林泰文さん=TBS提供

 俳優の松坂桃李さんが主演を務める2025年1月期の日曜劇場「御上先生」(TBS系、日曜午後9時)で、松坂さん演じる“官僚教師”の御上孝と、御上が担任を務める出向先の「隣徳学院」3年2組の生徒29人に深く関わる役どころで吉岡里帆さん、迫田孝也さん、臼田あさ美さん、櫻井海音さん、林泰文さん、及川光博さん、常盤貴子さん、北村一輝さんの8人が出演することが12月20日、明らかになった。

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 「御上先生」は、日本の教育を変えようという思いを持つ文科省官僚の御上孝(松坂さん)は、私立高校への出向が命じられる。実質、エリート官僚に下された左遷人事だったが、御上は制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声を上げ、制度の内部からぶっ壊せばいいと自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく……というストーリー。

 完全オリジナルストーリーで、松坂さんの主演映画「新聞記者」以来のタッグとなる詩森ろばさんが、ゴールデン帯の連続ドラマで初めて脚本を担当する。「アンチヒーロー」(2024年)、「VIVANT」(2023年)など近年話題となった日曜劇場のドラマを担当してきた飯田和孝さんがプロデューサーを務める。

 吉岡さんは「ごめん、愛してる」(2017年)以来8年ぶりの日曜劇場出演で、隣徳学院3年2組の副担任、是枝文香を演じる。是枝は熱心で生徒からの信頼も厚い国語教師だが、文科省から御上がやってきたことで大きな影響を受けることになる。

 迫田さんは、国家公務員試験に落ちた経歴を持つ3年の学年主任、溝端完を演じる。「ATARU」(2012年)以来13年ぶりの日曜劇場出演となる臼田さんは、保健室で生徒や時には教師たちの心のケアを行う養護教諭の一色真由美を演じる。過去の作品で夫婦役を演じた松坂さんとの掛け合いにも注目だ。櫻井さんは「VIVANT」に続き2作目の日曜劇場出演で御上の文科省の後輩、津吹隼人を演じる。

 「VIVANT」「アンチヒーロー」など日曜劇場への出演を重ねる林さんは神出鬼没な男、中岡壮馬役、及川さんは御上の上司で、文科省初等中等教育局局長の塚田幸村が演じる。主演した「グッドワイフ」(2019年)以来6年ぶりの日曜劇場出演となる常盤さんは元隣徳学院の教師、冴島悠子を演じる。冴島はある出来事がきっかけで学院を去り、現在はコンビニでパートとして働いている。

 「天国と地獄~サイコな2人~」(2021年)以来4年ぶりの日曜劇場出演となる北村さんは、隣徳学院の理事長、古代真秀を演じる。隣徳学院を新設し、一代で東大入学者数が県内ナンバーワン進学校までにのし上げた。生徒たちとも気さくに接する一面を持ち、世間では理想的な学校経営者として認知されている人物だ。

 飯田プロデューサーのコメントは以下の通り。

 ◇プロデューサー・飯田和孝さんのコメント

 子供は大人の下に存在する、学生は大人の管理下にある、もちろん安全面など大体において正しいと思うのですが、欧米に比べてこの管理意識が異様に高いのが日本なんだそうです。18歳から成人とされたにもかかわらず、この構図は変わる気配はありません。そしてこの構図が、「人のせいにする大人」を生み出しているとさえ言われています。

 このドラマで、御上先生に影響を受けるのは、29人の生徒だけではありません。登場する大人たちも、御上先生の「考えろ」という言葉に突き動かされていきます。学校、文科省、さまざまな場面で、御上先生の言葉を感じ、変化していきます。大人たちが、自分の弱さを認め、考えて、変化しようとする時、生徒と同じように大人も成長していきます。社会が抱える問題、私たち大人が見て見ぬ振りをしてきた問題に、この登場人物たちが向き合わせてくれます。

 撮影が始まって2カ月弱、大人キャストの生徒を見る目は、子供に対しての目ではありません。一緒にシーンを構築していく俳優部として、切磋琢磨する仲間として、その場にいます。時にアドバイスを、時に場を和ませてくださる皆さんと生徒のシーンは、緊張感と温かさとが入り混じっている不思議な感覚があります。

 「御上先生」で生徒たちを輝かせる大人たちの弱さや葛藤、嫉妬、執念、さまざまな感情に、自身を投影して、共感していただけたらうれしく思います。

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