1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（5月3〜9日）は、福山雅治さん主演の日曜劇場「ラストマン－全盲の捜査官－」（TBS系）が映画化されること、阿部寛さん主演の「キャスター」（日曜午後9時）に“日曜劇場に愛された男”のサプライズ出演したことが話題になった。前後編で取り上げる。

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　5月4日、福山さん主演で2023年4月期にTBS系「日曜劇場」（日曜午後9時）枠で放送された連続ドラマ「ラストマン－全盲の捜査官－」が、「映画ラストマン」（平野俊一監督）として今年冬に全国公開されることが明らかになった。「ラストマン－全盲の捜査官－」は、福山さん演じる全盲のFBI特別捜査官・皆実広見と、大泉洋さんが演じる刑事・護道心太朗がバディーを組んで難事件に挑む痛快ドラマ。解禁されたティザービジュアルは、白杖を持った皆実と拳銃を構えた心太朗のバディーが互いに背中を預けて何かに立ち向かうような表情を見せており、「さらに、無敵へ。」というキャッチが添えられている。

　4日、横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（総合、日曜午後8時ほか）の第17回「乱れ咲き往来の桜」が放送され、語りを務める綾瀬はるかさんが、第1回「ありがた山の寒がらす」（1月5日放送）以来となる、2度目の本編出演を果たし、ちょんまげ姿を披露した　綾瀬さんは、“江戸時代の人に化けた”九郎助稲荷（くろすけいなり）として町娘と武士に“変身”し、蔦重（横浜さん）や意次（渡辺謙さん）とも共演。武士の扮装の綾瀬さんに視聴者は注目し、SNSでは「綾瀬はるかのちょんまげ姿なんて！レアでしよ笑」「綾瀬はるかさん、ちょんまげしても似合うし美しい…最強かよ…」と反響の声が続々と上がった。

　また、4日に放送された「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」の第17回「乱れ咲き往来の桜」では、福原遥さんが誰袖（たがそで）役で登場した。福原さんは大河ドラマ初出演。福原さん演じる誰袖は、吉原の新興勢力・大文字屋の女郎。禿（かむろ）上がりの振袖新造（ふりそでしんぞう）の時には「かをり」と名乗り、蔦重（横浜さん）に一方的な恋心を抱いていたが、その想（おも）いはやがて……。そして成長し、吉原を代表する花魁となる。その後、老中・田沼意次（渡辺謙さん）の“懐刀”ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣・土山宗次郎に莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることになる。

　4日、阿部さん主演のTBS系日曜劇場「キャスター」の第4話が放送され、“日曜劇場に愛された男”のサプライズ出演が話題を集めた。同話では、海馬（岡部たかしさん）の娘・灯里（竹下優名さん）の通う桐桜女子中学で盗撮騒動が発生。実は盗撮のカメラを仕掛けたのは灯里だった。SNSで知り合った“ヒロト”からそそのかされての犯行で、“ヒロト”の正体は学校の警備員の小津（馬場徹さん）だった。馬場さんは「ルーズヴェルト・ゲーム」（2014年）、「下町ロケット」（2018年）、「天国と地獄 ～サイコな2人～」（2021年）、「VIVANT」（2023年）などに出演。“日曜劇場に愛された男”と呼ばれる。「アンチヒーロー」（2024年）以来約1年ぶりの日曜劇場出演となった。

　また、4日に放送された「キャスター」では、歌舞伎俳優の市川團十郎さんと故・小林麻央さんの長女・堀越麗禾（市川ぼたん）さんが、進藤（阿部さん）の娘・すみれ役として出演し、SNSで話題になった。すみれは中学1年生。自分が通う桐桜女子中学に取材に来ていた進藤の姿を見かけたすみれは、すかさず進藤に電話をかけた。電話に出た進藤に「何してんの？」と冷たく伝えたすみれ。仕事だと答える進藤に、「仕事って、誰かの不幸を偉そうに放送するあのこと？　とにかく帰って。せっかく私のことを誰も知らない学校に入ったんだから。離婚したのに、今さら保護者ヅラとか無理なんだけど」と言い、一方的に電話を切った。SNSでは「目力はパパ、それ以外はママに似てる！」などの声が上がった。

　5日、柳沢慎吾さんが、小泉今日子さんと中井貴一さんがダブル主演を務めるフジテレビ系“月9”ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」（月曜午後9時）に出演することが分かった。柳沢さんは、1983年放送のTBS系ドラマ「ふぞろいの林檎たち」以来、中井さんとは公私共に深く交流してきたといい、2005年放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ「終りに見た街」に続いて、約20年ぶりにドラマで共演する。柳沢さんは、和平（中井さん）の仕事仲間のサラリーマンを演じる。5月12日放送の第5話に登場する。