1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（5月10〜16日）は、吉沢亮さんが、2025年度後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ばけばけ」に出演すること、伊藤沙莉さんが、「第33回橋田賞」（橋田文化財団主催）の授賞式に出席したことが話題になった。前後編で取り上げる。

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　5月10日、伊藤さんが、東京都内で開催された「第33回橋田賞」の授賞式に出席した。2024年度前期の朝ドラ「虎に翼」の主人公・猪爪寅子役の演技が評価されての受賞。伊藤さんは「『虎に翼』をやれたこと、その（携わっていた）期間、『虎に翼』に関わった皆さまと出会えたこと、そのすべてが宝物」と述べ、「毎日いろいろなことをみんなで話し合って共有して作品を作っていく中で、自分は芝居そのものが好きだなと再確認したり、楽しいと思う日もあれば、難しいなと思う日もありました。かけがえのない宝物のような作品で、このような賞に選んでいただいてうれしく思っています」と感謝した。

　11日、竹内涼真さんが主演し、木村文乃さんが共演するテレビ朝日ドラマプレミアム「看守の流儀」が6月21日午後9時から放送されることが分かった。「このミステリーがすごい！」大賞受賞作家の城山真一さんが、石川・加賀刑務所を舞台に描いた同名小説（宝島社、2019年）の映像化。2人は初共演で、正反対の性格の刑務官を演じる。竹内さんは受刑者に寄り添って更生のためにできるだけのことをしようと奮闘する若き刑務官の宗片秋広、木村さんはある特命を帯びて加賀刑務所に赴任してきた冷静沈着で謎多き上級刑務官の火石司を演じる。2人がぶつかりながらも刑務所内で起きたさまざまな事件の真相に迫り、受刑者、看守、そして家族の心を救っていく。

　12日、吉沢さんが、高石あかりさん主演の2025年度後期の朝ドラ「ばけばけ」に出演することが明らかになった。吉沢さんは、ヒロインの松野トキ（髙石さん）と夫のヘブン（トミー・バストウさん）の人生に大きな影響を与える錦織友一を演じる。吉沢さんが朝ドラに出演するのは、“天陽くん”として人気を博した2019年度前期の「なつぞら」以来、6年ぶり。吉沢さんが演じる錦織友一は、松江随一の秀才で、「大磐石（だいばんじゃく）」の異名を持つ。松江中学で英語教師を務め、外国人教師として松江にやってきたヘブンを公私でサポートする。トキとも奇妙な縁で知り合い、深く関わっていく……という役どころだ。

　12日、小泉今日子さん、中井貴一さんダブル主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」（月曜午後9時）の第5話が放送され、飯島直子さん演じる典子の入浴シーンがSNSで話題になった。雑誌のグラビア撮影のため、付き添いの千明（小泉さん）とともに温泉宿に来ていた典子。バスタオル姿となった典子は「綺麗（きれい）に撮ってね。よろしく」とスタッフに指示。その振る舞いに、千明は「大女優かよ」とツッコミを入れた。その後、典子の入浴シーンとなった。SNS上では「飯島直子さん 相変わらずキレイボディ」「ほんとパワフルで元気もらえる。温泉宿でのシーン、オーラありすぎで目が釘付け」といった声が寄せられた。

　また、12日放送の「続・続・最後から二番目の恋」では、千明（小泉さん）が憧れる先輩役を演じた香坂みゆきさん（62）がSNSで話題になった。香坂さんが演じたのは、出版業界を経て、還暦前に制作会社を立ち上げた渡辺みか。仕事ができて、おしゃれで、千明にとって憧れの存在だ。香坂さんは、3歳でモデルを始め、12歳の頃「欽ちゃんのドンとやってみよう！」（1975年～1980年・同局系）のマスコットガールとして人気者に。1977年「愛の芽生え」で歌手デビューし、女優、タレントとして幅広く活躍した。SNS上では「香坂みゆき、破壊的美人だな」「久しぶりに見たけどきれい過ぎてたまげた。キョンキョン59歳も可愛いし、元アイドルってやっぱり凄（すご）い」と注目された。

　13日、奈緒さんが、WOWOWで8月22日にスタートする連続ドラマW－30「塀の中の美容室」（金曜午後11時）で主演を務めることが分かった。刑務所内で営業する実在の美容室をモデルに描かれた桜井美奈さんの同名小説（双葉文庫）のドラマ化。奈緒さんは、刑務所に収容されている受刑者で美容師の主人公、小松原葉留を演じる。法務省矯正局の協力のもと、実際の刑務所内を使用してドラマは制作。受刑者で美容師という難役に挑む奈緒さんは撮影にあたり、原作のモデルとなった岐阜県の笠松刑務所を訪れ、実際に働く美容師を見学したという。美容指導のもと練習を重ね、自身でカットやヘアアレンジにも挑戦する。

　13日、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あんぱん」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第32回が放送され、原菜乃華さん演じるメイコの歌唱シーンに、視聴者の注目が集まった。同回では、健太郎（高橋文哉さん）がギターを弾き、メイコは「椰子（やし）の実」を歌う。健太郎が「メイコちゃんの歌声はすてきやね～。心ば、きれいに洗われるようばい」と褒めると、メイコは「え？」と両手で頬を覆った。メイコは歌うことが大好きで、天真爛漫（らんまん）な性格。この日も「椰子の実」だけでなく、序盤では「あ～んぱん、あ～んぱん、ほっぺが落ちたよ朝田パン」と歌いながら、のぶ（今田さん）と一緒にあんぱんを売り歩く様子も描かれた。