九龍城砦が消えた日:“東洋の魔窟”と恐れられた場所 賭博、麻薬、売春…忌まわしきスラムか、自由な楽園か 驚くべき実態に迫る

かつて香港に存在した巨大スラム「九龍城砦」=写真提供:ゲッティ
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かつて香港に存在した巨大スラム「九龍城砦」=写真提供:ゲッティ

 イギリス統治下の香港で“魔窟”と恐れられた「九龍城砦(じょうさい)」が、7月2日午後9時15分から放送されるNHKのドキュメンタリー番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」(NHK BS)で特集される。

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 この日の番組の副題は「香港の“魔窟” 九龍城砦が消えた日」。イギリス統治下の香港で“東洋の魔窟”と恐れられた場所、入ったら命はないと言われた九龍城砦は、狭い土地に違法建築が密集し、数万人が住み着いた巨大スラムだった。

 賭博、麻薬、売春とマフィアの根城でもある一方、内部では自治が保たれ、医療や福祉も充実。人情あふれる場所でもあったという。そこは忌まわしきスラムか、自由な楽園か、イギリスと中国のはざまに出現した無法地帯の驚くべき実態に迫る。

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