ナ・イヌ:日本語演技への挑戦、共演者との交流、滞在生活の楽しみは? インタビューに答える 「初恋DOGs」で日本ドラマ初出演

ドラマ「初恋DOGs」に出演するナ・イヌさん(C)TBS
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ドラマ「初恋DOGs」に出演するナ・イヌさん(C)TBS

 俳優の清原果耶さん主演の連続ドラマ「初恋DOGs」(TBS系・火曜午後10時)の第3話が7月15日に放送される。愛を信じないクールな弁護士・花村愛子(清原さん)と、動物しか愛せない獣医・白崎快(成田凌さん)の前に現れる韓国人御曹司のウ・ソハ役を演じるのは、韓国俳優のナ・イヌさん。「確実に沼」「かっこよすぎ」といった視聴者の声が広がり、話題となっている。韓国の人気ドラマ「私の夫と結婚して」で注目されたイヌさんは今作で日本のドラマ初出演となった。日本語での演技にも挑戦しているイヌさんに、日本での撮影の感想を聞いた。

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 ◇

 --出演オファーを受けた時の感想を教えてください。

 新しいことに挑戦することに大きな意味があると思っているので、違う国の言葉で演技するという体験は自分にとって、とても大きいことでした。なので、挑戦してみようと決意しました。

 --脚本を読んだ感想を教えてください。

 ワンちゃんたちとの交流がすごくかわいらしくて、そういうシーンがたくさんあるのがいいですよね。人間とワンちゃんの感情がうまくミックスされていて、とても興味深かったです。

 --ソハという役を演じるうえで意識していることは。

 ソハは明るく見える一方で、根本には孤独を抱えているキャラクターだと思っています。快さんたちと一緒にいる時は陽気で、でも1人になると寂しさが出る。その両面をうまくミックスして、同一人物として自然に見えるように演じています。

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 ソハは、愛子さんや快さんに出会ったことで、愛や友情の本質に触れていくような人物でもあるので、そういったところも意識しています。でも、ソハはそれを誇示するような人物ではなく、それが普通という感覚で生きている人。なので、僕も自然体で演じています。

 --日本の撮影現場はいかがですか。

 監督とはお互いにアイデアを出し合って、よりよい方向に進めるよう話し合いながら撮影しています。和やかで、とても楽しい現場です。

 --愛子との関係性の注目ポイントは。

 ソハは愛子にたくさんアドバイスしたり、時には慰めるような言葉をかけることもあって、愛子の面倒を見ているように映るかもしれませんが、実は愛子からもたくさんのことを学んでいます。お互いに足りないところを支え合うような関係で、ケミストリーがとても良いと思っています。

 --快との関係性は。

 最初はちょっと敵対心のようなものもあって、男同士の心理戦が繰り広げられることも。ですが、2人とも本質的には優しい人間なので、次第に仲良くなっていきます。その過程が見どころだと思います。

 --清原さん、成田さんとはどのようにコミュニケーションを取っていますか。

 韓国では親しい間柄では名前を呼び捨てにする文化があるので、初日から「果耶」「アニキ(成田さん)」と呼んで仲良くなれるようにしていました。特に、アニキにはいろいろなことを学ばせてもらっていますし、撮影でもシーンについて相談しながら、一緒に楽しい方向に持っていこうと話しています。

 --現在、撮影のために日本で生活しているということですが、慣れましたか。

 すっかり慣れて、楽しく生活しています。不便なことは今のところありません。日本の料理を楽しんでいます。

 --好きな日本の料理は何でしょう。

 つけ麺です! 韓国にもラーメン店は多いですが、つけ麺専門店はあまり見たことがなかったんです。実際に食べてみるとスープの種類が豊富ですし、味の濃さも自分でコントロールできるのがいいですね。

 --撮影現場で覚えた日本語はありますか。

 「了解」です。ですが「了解」という意味合いの日本語がたくさんあって、理解するまでが大変です。「了解」はアニメやマンガで出てきていましたし、楽しくて面白い言葉だと認識しています。撮影現場でも楽しい気持ちで「了解!」と使っています。

 --撮影中にハプニングはありましたか。

 実は……高価な指輪を海辺でなくしかけたことがありました。見つからないと思って諦めかけていたら、スタッフさんが探してくれて。その方のことをそれ以来「ヒーロー」と呼んでいます(笑)。

 --最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 僕にとって初めての日本での作品です。精いっぱい頑張っていますので、ぜひ応援してください! とても温かい作品になっているので、癒やされていただけたらうれしいです。

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