森進一:「これも人生ですから」心臓カテーテルの研究者だった弟の死を振り返って 20年になる一人暮らしも語る 「徹子の部屋」で

7月29日放送の「徹子の部屋」に出演した森進一さん=テレビ朝日提供
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7月29日放送の「徹子の部屋」に出演した森進一さん=テレビ朝日提供

 歌手の森進一さんが、7月29日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。20年になる一人暮らしや2011年に亡くなった弟のことなどを語った。

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 「朝昼晩、食べます。自分で作るんです。たくさん作って、冷凍保存して、チンして食べるんです。だから毎日同じものを食べる。自分の体に合ったものというんですか。何でも自分でやらなきゃだめですね」。朝は4時ごろに目が覚めてしまう。夜は9時前後に寝るようにしているが、「5時間ちょっと寝れば十分」だと語る。

 起きたら軽くストレッチなどをして、車を運転していろいろなところに行き、そこで車を止めて1時間ほど歩く。「動かないとだめなんですね体って。神経も使わないとだめだと思いました。怠け者なんですけど、使うようにしています」と話す。

 弟は2011年に54歳で亡くなった。鹿児島ではいい成績だったが、東京の学校に転校したら成績が一度落ちた。「毎回、僕、仕事から帰ったら励まして。頑張れって手紙書いて、部屋に貼っとくんですよ」と振り返る。頑張った弟の成績はトップクラスになった。学校の教師に「あなたのお兄さんは芸能人だから医学部なんか無理だ」と言われたらしいが、「何言ってんだ。何があっても兄ちゃんが(支えて)やるから」と言って頑張らせた。入学した医学部のお金の工面もした。

 弟は米国で心臓のカテーテルの研究をした。体調が悪くなり、イベントでハワイに滞在中に死去の連絡を受けた。「今すぐには帰れないから、ちょっと待ってということで、葬儀を待ってもらって、僕が帰国して、それから葬儀をちゃんとやりました」という。「何て言っていいか分からないくらい。母親の死もそうですけど。ことごとく何かを壊されていくみたいな」「でもこれも人生ですから」と弟の死に対する心境を語った。のちに、上皇陛下の心臓手術をした順天堂大の天野篤さんが森さんの次男に「心臓カテーテルで、君のおじさんはすごいんだよ」と話してくれたという。「(弟は)本当に頑張った」としのんだ。

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