オモウマい店:「番組最高齢」94歳女性店主のうどん屋、創業55年 常連客「パワーもらって帰る」店の魅力とは

9月2日放送の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」に登場する「肉汁うどん」(700円)=中京テレビ提供
1 / 10
9月2日放送の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」に登場する「肉汁うどん」(700円)=中京テレビ提供

 想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー  オモウマい店」(中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時)。9月2日の放送は、番組登場「最高齢」の94歳女性店主が切り盛りする東京都東村山市のうどん屋を紹介する。

あなたにオススメ

 創業は55年目のうどん屋。自慢の自家製中細麺は、香りをよくするため3種類の小麦粉をブレンドし、10分間踏んだコシの強い生地を使う。ゆで釜の火は薪で起こし、従業員は「全然違う。熱(の入り方)が」と力説する。

 名物の 「肉汁うどん」(700円)は、しょうゆベースの自家製あごだしに、砂糖しょうゆとみりんで味付けした国産豚バラ肉入りのつけ汁でいただく。さらにサービスでうどんの切れ端、フルーツ、天ぷらが付くこともある。

 地元のイベントで奨励賞を取ったこともある「カレーうどん」(900円)は、食べ応えがあるように粗く切ったタマネギに、3種類ブレンドのカレー粉、自家製の梅ジャムを加え、しょうゆベースの自家製あごだしと合わせる。さらに、国産豚バラ肉とニンジンの天ぷらをトッピング。季節によってタネの変わる天ぷらはバラ売りもしており「タマネギと桜エビの天ぷら」や「ニンジンのかき揚げ」「ナスの天ぷら」など1個50円で提供する。

- 広告 -

 お店をはじめる前は主婦だった店主。米より小麦の方がよくとれたこの地域では、家庭でうどんを作ることは珍しくなかったという。当時からの味を守り続けているためか高齢のお客さんも多く、80歳の客は40分かけて自転車で通うほか、90歳の常連客は、35、36年前から毎日、約1万回通っているが、いまでも麺のおかわりで完食する。

 店主はうどんを通して「人と人との付き合い」を学んだと語る通り、客とのコミュニケーションを何より大切にしている。時に代金をもらわなかったり、残ってしまいそうなうどんを30人分、気前よくサービスしたりする。「いつもパワーをもらって帰る。見習ってああいう人生を歩みたい」と常連客が話すほど、地域で尊敬される店主は今日も店に立つ。

 番組MCは、タレントのヒロミさん、進行はお笑いトリオ「バイきんぐ」の小峠英二さん。ゲストに、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さん、女優・モデルの土屋アンナさんが出演する。

写真を見る全 10 枚

テレビ 最新記事