松下洸平:「放課後カルテ」8カ月ぶり撮影で医療用語に苦戦「どうやって覚えていたんだろう」

「放課後カルテ 2025秋」の場面カット=日本テレビ提供
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「放課後カルテ 2025秋」の場面カット=日本テレビ提供

 俳優の松下洸平さんがこのほど、2024年10月期に放送された連続ドラマ「放課後カルテ」の続編となる「放課後カルテ 2025秋」(日本テレビ系)の取材会に出席した。連ドラ終了から8カ月ぶりにボサボサ頭で仏頂面、超偏屈な小児科医の牧野役に臨むにあたり、松下さんは「久々の医療用語。当時どうやって覚えていたんだろう(笑)」とユーモアたっぷりに口にし、「そこがちょっとドキドキしました。どうやって覚えようかなって」と話して取材陣を笑わせた。

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 「放課後カルテ」は、日生マユさんが「BE・LOVE」(講談社)で連載していた同名の人気マンガが原作。連続ドラマでは、牧野(松下さん)が小学校の保健室に常駐する「学校医」として児童たちの異変や“見えないSOS”、隠れた病とその原因を見抜き、子供たちやその家族、時には教師までをも救う姿を描いた。

 続編としての復活に、松下さんは「実は連続ドラマをやっている頃から『これいつかまたやりたいですね』みたいな話はしていました」と明かし、「こんなに早く実現するとは思わなかったし、そもそも連続ドラマが続編で帰ってくるパターンはあまり多くないと思うので、すごく貴重な機会をいただいた。うれしかったです」と喜んだ。

 連ドラは自身初の地上波ドラマ単独主演作となったが、当時の心境を「プレッシャーや今までとは違う責任感もあった」と振り返り、「視聴者の皆さんのSNSでの発言や、(作中に出てくるものと)同じ病や同じ悩みを抱えている方々からのメッセージなどに励まされながら取り組んだ作品です」と感謝の思いとともに語った。

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 久しぶりに演じた牧野について、松下さんは「病院に戻って小児科医として実務に励んでいて、患者に対する向き合い方は変わっているなと。相変わらず口は悪いですけどね(笑)。ただその中に優しさと今までとは違った目線があって、病気だけを診ていたのがその奥にある根本的な心の悩みに寄り添おうとする姿があった」と連ドラからの変化を指摘した。

 続編は連ドラ最終回の半年後が舞台だが、松下さんは「連ドラに出てくれていた児童たちはオールキャスト出てくれますし、先生方も皆さん勢ぞろい。(子どもたちは)中学生となって環境が変わることで小学生では抱かなかった悩みが出てきて、そこに牧野がどう向き合っていくか」と見どころをアピール。

 さらに「(牧野の)保健室での経験が生かされている部分がある一方、変わらない彼のぶっきらぼうさも点在している。変わらぬ良さと変わっていく楽しみの両方があります。新たな病や悩みを抱える生徒たち、児童たちがたくさん出てくるので、どう向き合うのか期待してください」と呼びかけた。

 「放課後カルテ 2025秋」は、小児科医として病院に戻った牧野が、生きる意味を見いだせなくなった患者の少女の言葉にならないSOSや中学という新しい環境になじめない子の悩みに、どのように向き合っていくのか……というストーリー。9月24日午後9時放送。

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