月夜行路 ―答えは名作の中に―
第一話 令和の曽根崎心中!?文学オタクと主婦の旅する推理譚
4月8日(水)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第36回「鸚鵡のけりは鴨(おうむのけりはかも)」」が、9月21日に放送され、恋川春町(岡山天音さん)の最期が描かれた。少年時代から春町の黄表紙が好きだった松平定信(井上祐貴さん)は、春町の切腹の知らせを受け、一人慟哭。定信役の井上さんが同シーンを振り返った。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
第36回では、蔦屋の新作「鸚鵡返文武二道(おうむがえしぶんぶのふたみち)」「天下一面鏡梅鉢(てんかいちめんかがみのうめばち)」が飛ぶように売れる。
定信は、蔦重(横浜さん)の本に激怒し、絶版を言い渡す。喜三二(尾美としのりさん)は、筆を断つ決断をし、春町は呼び出しにあう。そして蔦重は、南畝(桐谷健太さん)からの文で、東作(木村了さん)が病だと知り、須原屋(里見浩太朗さん)や南畝とともに、見舞いに訪れ……と展開した。
春町の切腹を知ったときの定信について井上さんは「どこかにぶつけないと収まらないような感情になったからこそ、あのような行動に移ったのかなと思います」と明かす。
「定信にとっての恋川春町、その黄表紙というのは、自分の世界を広げてくれた存在。そんな大切な存在を自分の政策によって命まで絶たせてしまった。定信からすると、とても複雑で、僕には想像もできないようなことがたくさん頭の中を駆け巡ったシーンなのかなと思いました」
定信の葛藤については「本当は、好きなものを取り締まるというのは、不本意だと思う」と理解を示す井上さん。
「でも今の政(まつりごと)を見たときに、やっぱり質素倹約を掲げないとうまくいかないだろうという定信の中で考えがまとまったから、好きな黄表紙とかそういうものを制圧しながらも、ちゃんと自分が正しいと思ったことを貫くっていう、良くも悪くもすごく太い芯の通った人間だと思っています。特に寛政の改革の時期は、定信は葛藤を常に持っているんだろうなと思って演じています」
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