俺たちの箱根駅伝:池井戸潤の小説を連続ドラマ化 2026年放送 「もう二度と、こんな小説は書けない」

「俺たちの箱根駅伝」を日本テレビで連続ドラマ化=日本テレビ提供
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「俺たちの箱根駅伝」を日本テレビで連続ドラマ化=日本テレビ提供

 池井戸潤さんの小説「俺たちの箱根駅伝」が、2026年に日本テレビ系で連続ドラマとして放送されることが10月19日、分かった。ドラマ放送の詳しい時期は未定。

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 どん底から勝利を目指す大学陸上競技部のランナーと監督、箱根の走りを生中継するテレビ局員たち、それぞれの熱意、プライド、駆け引きなどレースそのままの予測不可能なドラマ……。1987年以来、箱根駅伝を生中継し続けてきた日本テレビが、主催・関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て作り上げる。

 2年連続で箱根駅伝本選出場を逃した古豪・明誠学院大学。箱根駅伝に出場するには、10月に行われる予選会を突破しなければならない。明誠学院は、果たして箱根路を走ることはできるのか。また中継を担うテレビ局側でも不測の事態が起きていた……というストーリー。

 池井戸さんは「『箱根駅伝』の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ『小涌園前』だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか? こんな小さな疑問が、上下巻に及ぶ膨大なストーリーと人間ドラマに発展するとは思いませんでした。ランナーとして、またそれを支える側に回って『箱根』にかける学生たちの情熱、タスキへの思い。その映像をリアルに届けようと奮闘するテレビマンたちの執念。いかにエンタメとはいえ、迂闊(うかつ)に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか……。書きたいと思ってから、実際に書き上げるまで、気がつけば何年もの月日が流れていました」とコメント。

 続けて「学生ランナーはもとより、『箱根駅伝』に関わる全ての人達へのリスペクトを胸に、彼らに負けない熱量をもってひたすら書いた、まさにこん身の一作です。視聴者の皆さん、そして読者の皆さんも、ひとりのランナーとなってタスキをつなぐ友情と信頼、そして意地と執念がぶつかり合う全十区、217.1キロを駆け抜けてください。もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と振り返った。

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