べらぼう:蔦重、歌麿に文で謝罪も視聴者の感情逆撫で 「鈍感の定番の謝り方」「マジ最悪」と辛辣な言葉飛ぶ

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第43回の場面カット (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第43回の場面カット (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第43回「裏切りの恋歌」が、11月9日に放送され、歌麿(染谷将太さん)の元に残した蔦重(横浜さん)の文の内容が視聴者の注目を集めた。

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 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

 第43回では、蔦重は、吉原への借金返済の代わりとして、歌麿が描く50枚の女郎絵の準備を進めていた。

 蔦重との関係に悩む歌麿の気持ちも知らず、半ば強引に仕事を進める蔦重だったが、ある日、歌麿が西村屋の万次郎(中村莟玉さん)と組む話を聞き、動揺する。一方、江戸城では、定信(井上祐貴さん)がオロシャ対策に全力を注いでいた。

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 この一件をさばき将軍・家斉(城桧吏さん)に手柄を認めてもらい“大老”の座を狙うが……と展開した。

 歌麿は、自分のところへとやってきた蔦重に“恋心”を描いた絵を手渡した後、「俺、蔦重とはもう組まない」と告げる。絵に記された自分の名前が、店の名よりも下にあることなど不満をもらし、また面白い本屋は蔦重だけじゃないと、西村屋の万次郎を持ち上げ、さらに吉原に対しても「俺なりの恩の返し方をしていく」という歌麿。ここで蔦重は「何でもする」と頭を下げるが、歌麿の「あの店(たな)、俺にくれよ」との要求はのめず、そんな蔦重に対して、歌麿は「俺の欲しいものなんて、何一つくんねぇんだ」と吐き捨てた。

 そうして蔦重は、歌麿の元に文を残す。そこには「大事にしてたつもりが、いつの間にか、籠の鳥にしちまってた。悪かった。あの日から二十年、俺についてきてくれて、ありがとな。とびきりの夢を見させてもらった。体は大事にしろよ。お前は江戸っ子の自慢、当代一の絵師なんだから」とつづられていた。

 SNSでは、「俺、何したかはわからないんだけど、嫌な思いさせちゃったんならごめんっていう、鈍感の定番の謝り方をしている」「もう遅いよ」「こんなに主人公に同情できないことある? 手紙もウザすぎて脳が煮えそうだわ。歌麿はもう全部忘れて幸せになれ」「蔦重なりの誠意がまた歌麿を傷つけるという」「蔦重そうじゃない! 歌の気持ちに気付いてない!」「籠の鳥にしたことがひどいんじゃないぞ重三」「絵師であることを褒めるんじゃない~」「人の心を慮る努力をせず、自分の思いばかり押し付けて、挙げ句の果てに手紙で終わりとかマジ最悪ですね!」と辛辣な言葉も飛んだ。

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