石原4兄弟:父・慎太郎の旅立つ前、交替で病室泊まり 石原良純「お前何様のつもりだ、と怒鳴られて」 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した(左から)石原延啓さん、石原宏高さん、石原伸晃さん、石原良純さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した(左から)石原延啓さん、石原宏高さん、石原伸晃さん、石原良純さん=テレビ朝日提供

 3年前に亡くなった石原慎太郎さんを父に持つ長男・伸晃さん、次男・良純さん、三男・宏高さん、四男・延啓さんの石原家の4兄弟が、11月17日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。慎太郎さんとの思い出を語った。

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 慎太郎さんが亡くなる前、兄弟が交替で病室に泊まることになった。慎太郎さんとあまり話をしていなかった、という思いがあった良純さんは「大みそかだったんですけど、(慎太郎さんは)『もう寝る』と言って『睡眠薬を持ってこい』とか『仕事する』とかわがままを言った。『お父さんさ、こういう機会もないんだから話をしようよ』と言うと『お前、何様のつもりだ! ちょっと仕事したからって言い気になるんじゃない。親に向かって、なんて口聞くんだ!』と怒鳴(どな)られたんですよ」と告白した。

 次の晩は、宏高さんが泊まった。「そのときは(慎太郎さんは)あまり元気がなくて、ほとんど寝ているような感じでした。午後11時半くらいに、突然『ウイスキーを飲みたい』と言われて。(慎太郎さんの元に持っていったら)2、3口、口をつけたら寝てしまって。兄弟の方が父と話せたんじゃないかな」と述懐。良純さんは「話してない! 俺、怒鳴られた(笑)」とツッコミを入れた。

 3日目は伸晃さんが宿泊した。「深夜2時ぐらいに『おい、ブランデー持ってこい』と起こされて。しょうがないからコップに入れて渡したら、なめるだけ。『お前の大学生のときの彼女はなんて名前だ?』とか、とりとめのない話を延々として。時空がぐるぐるまわって、ああ、お父さん全然違うところにいるな、という感じの会話でしたね」と振り返った。

 延啓さんとはある日、こんな話をした。「死ぬってことに向かっていくような話で、(慎太郎さんから)『俺の人生で一番の仕事ってなんだったんだろう』と言われて。『創造的な世界に、1つのやり方を投げかけることはできたよな』って言ったり『ただただ懐かしい。ノスタルジーしか感じない』って言っていましたね」と語り合った。

 良純さんは「そういう話がしたかったんだよ!」と悔しがり、笑いを誘った。

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