月夜行路 ―答えは名作の中に―
第三話 ルナVS江戸川乱歩トリック狂の殺人…通天閣の頭脳戦
4月22日(水)放送分
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第51回(12月8日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時14分の68.1%だった
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第51回は、ヘブン(トミー・バストウさん)が日本で初めて迎えた、当時の正月の風景が描かれた。トキ(高石さん)から教わったヘブンは、やってきた錦織(吉沢亮さん)に日本の新年のあいさつを披露。新年の抱負として、日本滞在記を書き上げるため、“ラストピース”を見つけたいと語る。その後、トキたちは花田旅館で開かれた新年会に出席する。
テレビの前の視聴者のうち、画面に視線がクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」はこの日、全体的にやや低調。淡々と正月の風景が描かれただけのためか、グラフは60%台前半をうろちょろする時間が多かった。
やや注目度が上昇するのはドラマの終盤。初めて60%台後半に突入したのは午前8時11分(66.2%)で、花田旅館の新年会でヘブンがあいさつをする場面。
「ショウガツ、タノシイ、スバラシイ」に、「デモ、サムイ」と続けて笑いを誘った後、「ツギ、フユ、ワタシ、マツエ、イナイ」と宣言する。一同は押し黙ってしまい、トキは「家で一生懸命練習したアメリカン冗談だけん」とうそをつき、その場を収める。
次の60%台後半は、この日の最高値68.1%を記録した午前8時14分だ。リヨ(北香那
さん)が新年のあいさつにヘブンの家を訪れるが、ヘブンは執筆のネタを探すため散歩に出ていて不在でがっかりする。そんなリヨに、トキは伝えなければいけないことがあると切り出し、「実は……ヘブン先生が……来年のお正月は、もう松江にいないと……先日……」「どげしても、この寒さに耐えられんそうで……」と「午前8時11分」の出来事を明かす。午前8時14分台はこれを受けてのリヨの反応が描かれる。
リヨの“第一声”は「そんなの分かってたことじゃない。そもそも松江中学の先生として1年の契約なんですよ」。そのまま続けて「見てなさい……。私がつなぎとめて見せますわ。寒さが嫌なら、我が家に暖炉を作ればいいだけのこと。それだけの話です。そして我が家で暮らして……ずっと暖炉に当たってれば……ねっ?」と高笑いする。少々の逆風など軽く乗り越えていってしまうリヨのパワフルさが改めて感じられた発言だった。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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