人気グループ「なにわ男子」の西畑大吾さんが、2026年1月20日にスタートするMBS、TBS「ドラマイズム」枠（MBS火曜深夜0時59分、TBS火曜深夜1時28分）のドラマ「マトリと狂犬」で、連続ドラマ単独初主演を務めることが12月10日、明らかになった。今作の役作りのために、金髪にヘアーチェンジしたビジュアルも解禁した。

あなたにオススメ

朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　「カバチタレ！」「極悪がんぼ」など数々のヒット作を生み出した田島隆さんが原作、作画はマサシさんが担当し、2021年から「ヤングチャンピオン」（秋田書店）で連載スタートしたマンガ「マトリと狂犬 －路地裏の男達－」が原作。麻薬の怖さと裏社会のリアルを描いている。

　六本木のクラブで起きた薬物殺害事件。客がコカインの過剰摂取でウエイターを刺し、自らも死亡した。この客に薬を売ったのは、売れっ子の子役から転落した人生で、「薬物の売人」をしている梅沢恭之介だった。事件を追う麻薬取締官（通称マトリ）の黒崎徹は、薬物に対する異常なまでの執念を持っていた。梅沢が仲間とアパートで麻薬のパケを作っていると、そこにマトリがガサ入れにやってきて……。間一髪でその場から抜け出した梅沢だったが、勘の鋭い黒崎に捕まり、逮捕しない代わりに「俺のS（スパイ）になれ」と脅迫される。梅沢は黒崎の「S」になるが、警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城彰斗に逮捕されてしまう。葛城からも「警察のスパイになれ」と命令される梅沢は、“マトリと警察のダブルスパイ”という地獄の立場に追い込まれていく……アクションエンターテイメント作。

　元役者から薬物の売人へと転落した梅沢恭之介役には、人気グループ「なにわ男子」のメンバーとして活動しながら2014年、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でドラマ初出演を果たし、その後も「教場」「コタローは1人暮らし」「ノッキンオン・ロックドドア」「御曹司に恋はムズすぎる」など、数々のドラマ・映画に出演してきた西畑さん。

　梅沢をマトリのスパイとし、薬物に対して異常な執念を持つ麻薬取締官・黒崎徹役は細田善彦さん。そんな黒崎と敵対関係にある警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城彰斗役には向井理さん。監督はお笑い芸人として第一線で活躍する一方で、「ドロップ」「漫才ギャング」「サンブンノイチ」「OUT」など数々のヒット作を手掛けた品川ヒロシさん、脚本は、品川さんと服部隆さんのタッグで担当する。

　TBS放送後、TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり。Netflixで見放題独占配信に決定している。

　スタッフ・キャストのコメントは以下の通り。

　◇西畑大吾さんのコメント

　この度、ドラマ「マトリと狂犬」の主役である、梅沢恭之介役を演じさせていただきます、西畑大吾です。

　まずこのお話を聞いて、最初に思ったのが、「え！？ヤクの売人役ですって！？」でした。笑

　まさか自分にそんなアウトローな役のオファーが来ると思っていなかったのですごく驚きました。

　原作マンガを読ませていただき感じたのは、「え！？これ地上波でいける！？」でした。笑

　内容が攻めすぎているので。笑

　でも、そのアンダーグラウンドな世界観にどんどん引き込まれていきました。

　細田さん演じるマトリの黒崎と向井さん演じる警察の葛城との板ばさみに遭う梅沢。

　凸凹バディであり、はたまたスパイであり。

　そんなドタバタ劇を品川監督が派手なアクションとユーモアあふれる笑いで包み込む、カオスな作品です！

　皆様の毎週火曜深夜をアンダーグラウンドでカオスな世界へと誘います。

　お楽しみに。

　◇細田善彦さんのコメント

　品川監督のもとで「狂犬」に挑戦できる喜びを噛（か）み締めながら、どこまでも真っすぐな黒崎を、力強く演じました。撮影中、西畑さんや向井さんと対峙（たいじ）する時間が楽しくて、どんなドラマになるのだろうとワクワクしていました。

　薬物に翻弄された、登場人物たちの生き様、何度も見返したくなる中毒性の高いドラマに仕上がっています。「マトリと狂犬」ご期待ください。　

　◇向井理さんのコメント

　タイトルからして穏やかではありませんが、内容はさらに過激なモノになっております。

　タイトルにある「狂犬」の役になりますが、警察とは思えないほど素行の悪い人です。
　とは言え信念があり、犯人逮捕のためなら手段を選ばない熱血漢でもあります。

　それが行き過ぎて…。

　なかなか劇薬な作品ですので、覚悟を持ってご覧ください！

　◇品川ヒロシさんのコメント

　原作を読んだ時にマトリと警察のライバル関係に振り回される主人公像が面白くて、その良さを保ちつつも映像作品として面白くなるように脚本家の服部隆さんと原作者である田島隆先生と打合せを重ね脚本を完成させました。振り回される主人公を演じる西畑くんの普段は見られないワイルドさと普段通りの可愛さ。細田くんの狂暴さ加減。向井くんの圧倒的な強者感。狂犬たちとの麻薬組織との熱い戦い。ぜひ見てください。

　◇原作・田島隆さんのコメント

　このドラマを初めてみたとき、かっこええ！と広島弁で唸ってしまいました。

　いや、ホントに西畑くんが格好いいんです。アクションシーンなんてもう。こんな西畑くんが見れるとは。絶対に西畑くんファンは惚（ほ）れ直すと思います。

　そして、細田さん、向井さんがまた名演技。なんでこのクオリティー？

　このドラマ深夜放送だよね？もったいないだろ！？

　一瞬でそんな言葉が頭の中で爆発してました。笑

　それにしても、個性豊かな役者陣をまとめた品川監督は大したものです。改めて感服です。

　原作と同じでありながら違った魅力あふれるこのドラマ。

　みなさんに自信を持ってお薦めします！