ドクターX:韓国で社会派サスペンスとしてリメーク、来年放送 主人公は「涙の女王」のキム・ジウォン

「ドクターX~外科医・大門未知子~」のビジュアル=テレビ朝日提供
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「ドクターX~外科医・大門未知子~」のビジュアル=テレビ朝日提供

 米倉涼子さん主演の人気医療ドラマドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が、韓国でリメークされることが分かった。テレビ朝日は12月12日、韓国の大手制作会社スタジオドラゴンとスタジオSがドラマ制作し、2026年に地上波放送局SBSで「ドクターX:白いマフィアの時代」と題して放送すると発表した。

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 「ドクターX~外科医・大門未知子~」は、米倉さん演じるフリーランスの天才外科医・大門未知子が、病院や組織の権威に屈せず、自らの信念に従って患者を救う姿を描いた作品。未知子の決めぜりふ「私、失敗しないので。」が話題となった。2012年10月に放送を開始し、全7シリーズの平均視聴率は個人11.6%、世帯20.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。昨年12月にはシリーズ完結作「劇場版ドクターX FINAL」が公開され、興行収入30億円を超えるヒットとなった。

 韓国版は、医療の世界を舞台にした社会派サスペンス「メディカル・ノワール」としてリメークする。大門未知子にあたる主人公のケ・スジョンを、大ヒットドラマ「涙の女王」(2024年)で主演し、日本でもファンの多いキム・ジウォンさんが演じる。岸部一徳さんが演じた神原晶にあたる名医紹介所の所長チャン・ヒスク役で、映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年)などで知られる実力派イ・ジョンウンさんが出演する。

 テレビ朝日の内山聖子エグゼクティブプロデューサーは「『ドクターX』はシリーズ当初より海外で多くの人が見てくださる作品でしたが、自身としては、世界各国でローカライズされる『ドクターX』を見たいとずっと願っておりました。何年も前から韓国や北米のプロデューサーの方々ともリメークの話をしましたが、この度素晴らしいキャスト、スタッフで成立してうれしいです。『世界中にドクターXはいる』と信じています。オリジナル作品のプロデューサーとしても、『ドクターX』のファンとしても、楽しみにしています」とコメントを寄せた。

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