べらぼう:横浜流星は「捨て身」 脚本・森下佳子が明かす印象 最初から最後まで変わらず「求道者みたいな」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主人公・蔦重を演じた横浜流星さん (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主人公・蔦重を演じた横浜流星さん (C)NHK

 12月14日に最終回を迎える横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)。ドラマでは、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯が描かれてきたが、脚本を手がけた森下佳子さんが、主人公・蔦重役の横浜さんの印象を明かした。

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 森下さんが横浜さんに対して抱いていた印象は「捨て身」。

 「剥(む)き出しにして“ごろん”と差し出す、という印象があって、それは最後まで変わらずでした。普段、そんなにおしゃべりではないと思うので、あんなにずっとしゃべっている蔦重として生きるのは、彼にすごく負担をかけたところもあったんじゃないかなと思っています」

 せりふ量も膨大で、「すごく大変だったんだろうな」と横浜さんを労う森下さんは、改めて「印象は変わらなかったです」と念を押す。

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 「最初から捨て身で、最後まで捨て身だったなって。求道者みたいな、最初から最後までそんな感じでした」

 パブリックイメージにはない「陽気な江戸っ子」の蔦重役を横浜さんに託して、「どんなものが出てくるんだろう」という期待は当然あった。一方で「ご本人の印象に役を寄せること」はしなかったという森下さん。

 「それは、こういう求道者みたいな人には逆に失礼だと思って。そこは全然、合わせて書くことはしなかったです」

 森下さんいわく、蔦重役で「陽気も求道化した」横浜さんは「心の動きみたいなものを、すごく大事にして演じる人」。

「外側から役に入るというよりも、内側から役を作っていくという方法論を取られていると思って、いろいろと考えてくれて演じてくれたと思います」

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