俳優の杉咲花さん主演で、今泉力哉監督がオリジナル脚本を書き下ろした14日スタートの日本テレビ系の1月期水曜ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」(水曜午後10時)の第1話完成披露試写会が1月10日、東京都内で行われた。客席で試写会を見たという今泉監督は、「ちょっとグッときてしまいました。本当に俳優さんの芝居が魅力的だからこそ成り立っている作品だなと思いました」と話した。
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今泉監督のGP帯初監督作品となる今作は、小説家の主人公・土田文菜(杉咲さん)は恋人はいるものの、さまざまな過去の恋愛体験が影響して、いつからか“きちんと人を好きになること”“きちんと向き合うこと”を避けてしまっている。そんな文菜が今の恋人・佐伯ゆきお(成田凌さん)と真剣に向き合うために、これまでの恋愛を振り返っていく……というストーリー。
今泉監督は、「映画は伸びちゃったら伸びちゃったで完成させられるけど、テレビドラマは本当に1分1秒が決まっていて、自分がその中でどういうことができるんだろうとは思ってはいた。無料で、いろんな人がいろんな場所で好きに見られるという(テレビドラマの)環境下でこの作品がどう届くのかはすごく楽しみ。しかも50分×10話って映画5本分ぐらいの長さで表現できるっていうのはすごくぜいたく。もちろん怖さもありますけど、いろんな意見が出るのも楽しみで、リアルタイムで感想を追っちゃいそう。絶対エゴサしちゃうかも」と話した。
杉咲さんから、「衝撃的だったのが、脚本に書いてある内容を今泉さんが覚えていない」と暴露される場面も。「文菜が“相手の言葉を聞く前になにかを察してニヤニヤする”というト書きがあって、その通りにお芝居したつもりだったんですけど、今泉さんに『なんでニヤニヤしてるんですか? もう相手の言うことわかっちゃってる人みたいだからニヤニヤしないで』って言われて。『書いたの今泉さんですよね?』っていうことがあった(笑)」と言われると、「自分は現場であまり台本を見ないので。そういうことは日々起きていて……すみません」と平謝りし、会場は笑いに包まれた。
最後に、「今日の試写会も、私たちがここに立っていられるのは、誰かが見えないところで事前に会場を押さえたり準備をしてくれたから。そういう、あまり人の目に触れない仕事や行動など、何気ない時間を描けたらと思っています。そして、ふとテレビをつけた人がそれを見て、自分の何気ない日常も、もしかしたら誰かのためになっているのでは、誰かが見てくれているのでは、と思えたら。そんな瞬間がたくさんあるドラマになればと思っています」と視聴者にメッセージを寄せた。
イベントには杉咲さん、成田さん、内堀太郎さんも出席。岡山天音さんは体調不良で欠席した。
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