ばけばけ:急展開で事態はどんどん深刻化 ついにトキにも“悲劇”が 視聴者が最もクギヅケになった場面は? 第87回の注目度データ

連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「ばけばけ」のロゴ (C)NHK

 俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第87回(2月3日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時7分の70.5%だった。

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 「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。

 ◇新聞記事をきっかけに、事態はどんどん深刻に

 第87回は、借金返済について書かれた新聞記事をきっかけに、トキが「ラシャメン」であるという話が街に広まり、トキは落ち込む。そんなトキを、司之介(岡部たかしさん)やフミ(池脇千鶴さん)は心配するが、司之介は顔にケガを負っていた。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は序盤がやや低めで、オープニング後の中盤以降は乱高下しながらも、少しずつ上昇。70%台にのる時間もあった。

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 ◇ピークは午前8時7分 梶谷を投げ飛ばす怒りのヘブン

 中盤以降で、最初の大きな“山”がこの日の最高値70.5%を記録した午前8時7分。ヘブンの家の玄関に「トキ ラシャメン」と書かれたうちわが捨てられたのも、司之介が顔にけがをしたのも、新聞記事が原因だと錦織(吉沢亮さん)が説明した後の場面だ。

 そこに、その記事を書いた梶谷(岩崎う大さん)がやって来たあたりからが午前8時7分台。「すみません……わしもそげなつもりなかったんですが、勝手に火がついてしまって……」と弁解する梶谷に、「『おトキはラシャメンではない』と明日の新聞に書け!」と梶谷につかみかかる。

 梶谷は「なら一つ確認させてごしなさい」「おトキさんは本当に……本当に……ラシャメンだないんですよね?」と確認する。ヘブンは英語で「ふざけるな! 黙れ! 許せない!」と怒りを爆発させ、梶谷を庭に投げ飛ばす。ヘブンはトキに「ワタシ、アナタ、マモルシマス」と語りかけ、優しく抱きしめる。この梶谷とのやりとりの部分がちょうど、第87回のピークになった。

 ◇トキのケガに再びヘブンが激高

 次にやや小さな“山”となったのは午前8時10分(68.3%)と午前8時11分(67.2%)で、トキとフミは変装をして買い物に出かける場面。2人は「あんたたちには売れんわね」としじみを売ってもらえず、顔を隠しながら逃げるようにその場を後にする。その帰り道、誰かに石を投げられ、トキは額から出血する。事態はどんどん深刻になっていき、石まで投げられるという衝撃的な場面へと至る時間帯だった。

 最後の午前8時14分台では、69.4%と、あと一歩70%に届かなかったが、注目度は一気に急上昇した。帰宅したヘブンが頭に包帯を巻いたトキに気付くと、思わず木刀を手に玄関を飛び出す。錦織の制止も振り切って、どんどん進む。庭にはブードゥー人形が捨てられている。激高するヘブンを、トキは「やめてごしなさい! 私は大丈夫ですけん!」と必死に制止する場面でドラマは終了する。

 この日の注目度の1位と2位はともに、ヘブンが激高するシーン。ヘブンの怒りがいきなり最高潮に達し、少し驚かされるが、これだけひどい仕打ちを受ければ、同情してしまう。トキへの深い愛情も感じられる“いい場面”で、注目度が高くなるのも納得だった。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)

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