風、薫る:あちこちでトラブルの予感 第32回は注目度が一気に74.6%まで急上昇 視聴者がクギヅケになった場面は?

連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK
1 / 2
連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第32回(5月12日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時14分の74.6%だった。

あなたにオススメ

 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 ◇悩むりんとシマケン

 第32回は、りん(見上愛さん)が相変わらず園部(野添義弘さん)に声掛けを続けるが、心を開いてもらえない。外科医の今井(古川雄大さん)に、園部の様子を伝えるが、医師たちにも取り合ってもらえない。気落ちしたりんが中庭へ行くと、万作(飯尾和樹さん)と出会う。時を同じくして、シマケン(佐野晶哉さん)もある悩みを抱えていた。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

- 広告 -

 ◇落ち込むりんに、泣く場所を教える“万作”飯尾和樹

 第32回は、はやくも大きな壁にぶつかったりんが、チャレンジを繰り返すが、なかなかうまくいかない。テレビの前の視聴者のうち、画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」は、中盤で70%台にかろうじて届く程度の小さな“山”を作ると、終盤に75%にあと一歩という大きな“山”を作った。

 最初の“山”は午前8時7分と8分(70.0%)がピーク。りんが外科医の今井に、園部の様子を伝えようと試みるが、聞く姿勢すら見せようとしない。助教授の藤田邦夫(坂口涼太郎さん)には「思いあがるな。医者は、君以上に研さんを積んでいる」と叱られてしまう。その直後からが午前8時7分台だ。

 背中の苔癬(たいせん)で入院する丸山忠蔵(若林時英さん)はその様子を見て、「あの医者たち、俺のことなんてたいして診もしなかった」と漏らす。そんな丸山の患部を、直美は清潔にし、薬を塗る。気落ちしたりんが中庭へ行くと、男が倒れている。近づいて声をかけると、病院の小使い、万作だった。草をむしっているのだという。

 午前8時8分台は、りんと万作の会話が続く。「看護婦見習い」ということは聞いているが、「よくわからない」という万作に、りんは「まあ、よくわからないですよね。患者も医者も、見たことないんだもの、看護婦の仕事」と思わずぼやいてしまう。万作は少し先にある、座ることができる木の切り株を紹介し、「泣くにはちょうどいい」とアドバイスする。飯尾さんの優し気な雰囲気とあいまって、りんは本当に泣いてしまいそう。

 切り株に座って、1人、ため息をつくところまでは8分台。そこにバーンズ(エマ・ハワードさん)がやってくる午前8時9分は69.2%とやや落としたものの、引き続き高い注目度を保った。

 ◇りんの患者に異変!

 次の山はエンディング直前の午前8時13分~14分。午前8時12分の64.3%から、午前8時13分には一気に72.2%までジャンプアップ。午前8時14分にはこの日の最高値74.6%まで到達した。

 午前8時13分は、小説の執筆が進まない“シマケン”こと島田健次郎の部屋を、親友の槇村太一(林裕太さん)が訪ねてくる。執筆中の小説を見せようとしないことに腹を立て、槙村とシマケンの口げんかが始まったあたりが13分台だ。いつもひょうひょうと生きている感じのシマケンだが、りんと同じように、悩みは深いようだ。直美が助教授の藤田に、丸山の薬の回数を増やすよう申し出るのも13分台だ。直美は、教授の今井の意向のように伝え、うまく藤田を言いくるめることができそうだが、後で問題になる予感がぷんぷんする展開だ。

 午前8時14分は、りんがいつものように園部に声を掛けるが、やはり返事はない。ただそのうち様子がおかしいと感じ始めた直後、園部が痛みを訴え始める。そこで第32回はエンディングとなった。午前8時13分台から、シマケンの周辺で、続いて直美の周辺で、トラブルの火種が灯り始め、14分台には、りんの患者で問題が発生するという急展開。気になる展開が積み重なることで、注目度も大きく跳ね上がったようだ。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

「風、薫る」人物相関図が大きく様変わり 第7週から病院実習スタート

連続テレビ小説「風、薫る」の人物相関図(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の人物相関図(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の人物相関図(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の人物相関図(C)NHK
写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事