呪術廻戦 死滅回游 前編
第54話「東京第1結界①」
2月12日(木)放送分
「チェブラーシカ」などで知られるロマン・カチャーノフ監督の没後20周年を記念し、カチャーノフ監督が手がけた短編人形アニメーションをまとめた「ミトン+(プラス)こねこのミーシャ」が21日に公開された。今作は「ミトン」「レター」に日本初公開となる「こねこのミーシャ」「迷子のブヌーチカ」を加えた4作で構成。ロシアの人形アニメの技術力の高さと想像力の豊かさを感じさせる質の高い短編がそろった。
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映画は、子犬がほしくてたまらない女の子・アーニャが、手編みの真っ赤なミトンの手袋を子犬に見立てて遊んでいると、不思議なことに本物の子犬になり、ミトンとアーニャは楽しい1日を過ごすという「ミトン」、こねこのミーシャが住み慣れた家がなくなり不安な日々を過ごす「こねこのミーシャ」、目を離した隙(すき)にいなくなったいたずら好きな女の子・ブヌーチカが大冒険を繰り広げる中、心配したおじいさんが町中捜し回るという「迷子のブヌーチカ」、海軍で働く父親からの手紙を楽しみにしていた母親と息子だが、ある日、手紙が届かなくなってしまう。母をなぐさめるために息子は窓のベランダを舟に見立てて夜の街に冒険に出かけるという「レター」の4本立て。
独特なタッチで繰り広げられるロシアの人形アニメーションは、見ているだけでほっこりと温かな気持ちにさせてくれる。4作品とも30年以上前に作られたとはとても思えない完成度の高さで、繊細な感情表現や抱きしめたくなるほど可愛らしいキャラクターたちには、時代を超えた魅力があふれている。個人的には「こねこのミーシャ」に、変化していく社会や人間と動物の関係というある種の哀愁を感じながらも、愛くるしい姿に心奪われてしまった。そのほかにもファンタジックな演出の中に愛情や切なさ、わくわく感などが描かれ、色あせない芸術性と叙情性はさすがはカチャーノフ監督の作品だ。初見なのにどこか懐かしい気分になり、大人でも……むしろ大人こそ見てほしい。子どもがいるなら、ぜひ親子そろって見ることを勧める。ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)で公開中。2014年1月4日からはテアトル梅田(大阪市北区)で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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