篠原涼子:満開の桜の下で涙のクランクアップ “新相棒”永山絢斗も駆けつけ

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 連続ドラマ「アンフェア」(フジテレビ系)の劇場版第3弾で完結編となる「アンフェア the end」(佐藤嗣麻子監督)がこのほど、埼玉県内の満開の桜並木の下で主演の篠原涼子さんのクランクアップを迎え、一足早く撮影を終えていた“最後の相棒”役の永山絢斗さんが現場にサプライズで駆け付けた。

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 最終カットの「オーケー」の声がかかると、シリーズを支え作品を共に作り上げてきた佐藤監督が花束を持って篠原さんのところへ駆けつけ、撮影の苦労を労った。篠原さんは「この花をもらったら終わっちゃう」と冗談っぽく笑ってみせたが、感極まった様子で監督からの花束を受け取った。篠原さんは2006年のドラマの放送開始から10年目を迎えた同作について、「10年間、(役名の)雪平夏見と連れ添ってきたので、まだ実感が湧かない」と話し、目に涙をため、時折言葉を詰まらせながら「振り返ると、結婚したり、子供ができたり、『アンフェア』を通して、本当に幸せでぜいたくな人生を過ごせた日々だったと思っています。スタッフの皆さんのプロフェッショナルなお仕事に背中を押されるような気持ちでいつも撮影をさせていただいていました」とスタッフに感謝の言葉を送った。そして最後に「『アンフェア』という作品を汚さないためにもこれからもっと良い役者になれるよう頑張りたいと思います」と新たな決意の言葉で締めくくった。

 「アンフェア」は06年1月期に連続ドラマが放送され、07年に劇場版第1弾「アンフェア the movie」、11年に劇場版第2弾「アンフェア the answer」が公開されヒットを記録した人気シリーズ。篠原さんが演じる雪平夏見は、バツイチ、子持ち、大酒飲み。だが、検挙率ナンバーワンの敏腕であり、過去に犯人を射殺した経験のある唯一の刑事という役柄。元夫・佐藤和夫の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平は、「the end」で再び警視庁捜査1課へと戻り、ついに反撃に出る。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体も明らかになる。

 出演は、篠原さんのほか、阿部サダヲさん、加藤雅也さん、寺島進さん、佐藤浩市さんら前作までの豪華出演者が勢ぞろい。また子役時代に雪平の娘・美央役で出演し、現在はAKB48のメンバーとして活躍する向井地美音さんが成長して米国に留学中の美央役で出演している。また新キャストとして、永山絢斗さんやダンス・ボーカルグループ「EXILE」のAKIRAさん、NHK連続テレビ小説「花子とアン」での演技で話題を呼んだ俳優の吉田鋼太郎さんらも出演。9月5日に全国で公開予定。

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