松岡茉優:連ドラ初主演に緊張と不安 女子高生役で「制服着倒したい」

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 女優の松岡茉優さん(20)が18日スタートの新ドラマ「She」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たす。2013年にNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し、昨年はドラマ初ヒロインをはじめ、初舞台やバラエティー番組のMCを経験するなど活躍。今年2月公開の映画「サムライフ」(森谷雄監督)でもヒロイン役を務めるなど注目の若手女優。制服姿で女子高生役を務める松岡さんに話を聞いた。

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 ◇「テラハ」“仕掛け人”が手がける新ドラマ 

 「テラスハウス」「ファースト・クラス」などを手がけたフジテレビの太田大さんが企画し、同局系の土曜午後11時台で半年ぶりに復活するドラマ枠での放送。“学年1番の美女”が突然行方をくらまし、“主人公不在”の中、残された4人の女子高生の歯車が狂い始めていくというストーリー展開で、松岡さんは行方不明の“彼女”の一番の親友でジャーナリストを夢見るクールな才女・西澤涼子を演じる。

 オファー時は「うれしさよりも、緊張感や不安の方が大きかった」という松岡さんだが、撮影では「初日から一体感を感じられて、これからがすごく楽しみです!」と目を輝かせる。太田さんとも打ち合わせを行い、「作品に対する思いをすごく感じた。私が思っていたことと、太田さんが作り上げようとしている世界観がマッチした。きっと目指している方向は一緒。共通言語を持って撮影に臨んだ」と明かす。

 ◇「普通の女の子」を意識 “お芝居体力”付く?

 松岡さんは、自らが演じる涼子を「虎視眈々、自分のしたいことをするためにすぐ行動に移せる頭のいい女の子。すごくしっかりとした自分の言葉を持っていて、友達にも、先生に対してもズバッと鋭いことを言ったりする」と説明するが、「17歳の生々しさやみずみずしさとかを兼ね備えた、いわゆる普通の女の子」なるように演じている。「学園ドラマの中心人物を演じるのがすごく不安だった。でも台本を通して、自分の役を知っていくにつれて、もっと知りたいと思えるようになって、勇気を持って演じようと思いました」と明かす。

 今回のドラマの現場では1話から最終回まで全5話を同時に撮影しており、「全話を見通して演じることができているので、連続ドラマに気張らずにできています」とにっこり。今作は“長回し”や“手持ち”カメラを多用したドキュメンタリータッチで描かれていることから、「カット割りがとにかく少ない。一つのカットにワンシーン分が詰まっていて、集中力が高いまま一日を過ごすことになる」と苦労を明かしながらも、「この仕事で“お芝居体力”みたいなものが付くのかなと思っています」と前向きだ。

 ◇20歳で女子高生役 制服姿に抵抗なし

 そんな松岡さんが今作で驚いたことは「制服がかわいいこと」。「品があって、すごくかわいい。お気に入りはベージュ色なんです。ベージュのジャケットを着たことが、中学、高校合わせてなかったのでうれしい!」と大喜び。高校の制服姿について、周囲からは「そろそろきついんじゃない?」と言われると苦笑するが、「まだ着られる。まだ大丈夫。個人的には全く抵抗がない」と明かし、「あと5年は着たい。許される限り、私は制服を着ます!」と宣言した。

 さらに、「20歳一発目(の仕事)で制服を着させていただいた。着られる期間ってあと4、5年くらいだと思うので、着られるうちに制服を着倒したい」と願望を明かし、「一番着たいのはセーラー服。憧れがあるので、セーラー服を3カ月、いや1年着たいです」と“制服熱”が冷めやらぬ様子だった。「She」は18日から毎週土曜午後11時40分放送。

 <プロフィル>

 まつおか・まゆ。1995年生まれ。東京都出身。2008年に子供向けバラエティー番組「おはスタ」(テレビ東京系)に「おはガール」として出演し、本格デビューを果たした。映画「桐島、部活やめるってよ」「悪の教典」、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」など話題作に出演し、注目を集める。バラエティー番組「オサレもん」(フジテレビ系)ではレギュラーMCを務めるなど活躍の場を広げている。映画「サムライフ」「リトル・フォレスト 冬/春」が公開中。6月には「ストレイヤーズ・クロニクル」の公開も控えている。

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