リング上の“暴走キングコング”のニックネームを持つプロレスラーの真壁刀義選手が18日、東京都内で米映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)の日本語吹き替え版のアフレコ収録に登場した。真壁さんが声優に挑戦するのは初めて。意気揚々と公開アフレコに挑戦した真壁選手だったが、せりふを言うのに必死になり、ディレクターから「もっと演技をしてください」とやり直しを命じられ、「はい。すみません」と落ち込んでいた。
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同作は、石油も水も尽きかけた世界を舞台に、愛する家族を奪われた元・警官マックス(トム・ハーディさん)が、資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団との対決を描く内容で、真壁さんはジョーの軍団の強靭(きょうじん)な肉体を誇る最強ファイター・エレクタスを演じる。
公開アフレコ後の会見で真壁選手は「ほかのシーンの収録でもディレクターに怒られてモニター越しに怒声や罵声(ばせい)を浴びせられるんだよな……」と苦笑。声優に初挑戦したことについて「プロレスは自分でタイミングを作れるんだけど、声優は(自分の出番まで)待ってないといけない。そこが難しい」と話し、「だけど僕らの世界にはないことができて楽しい」と笑顔を見せ、「もしまた声優のオファーがあったら」と聞かれると「待ってるぜ!」と目を輝かせた。
また、スイーツ好きとしても知られる真壁選手は、リポーターから同作に「スイーツを食べるシーンはないのですか」と聞かれると、「あるわけねえだろ」と即答していた。
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