劇場版アニメ「リトルプリンス 星の王子さまと私」(マーク・オズボーン監督)の日本語吹き替えを担当した子役の鈴木梨央さん、女優の瀬戸朝香さん、俳優の津川雅彦さんが22日(現地時間)、仏カンヌで開催中のカンヌ国際映画祭に参加した。主演女優としては日本史上最年少でのカンヌ参加となった鈴木さんは「すごい! 初めてのことだらけでした!」と興奮気味に語った。
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同映画は特別招待作品として公式上映され、上映前の写真撮影では日本、米国、フランス、ベルギーから集まった各国版のキャストとスタッフ12人が勢ぞろいした。母親の声を担当した瀬戸さんは「EMPORIO ARMANI」のブルーのワンピース姿で登場し、「女優を20年以上続けてきたけど、いつかカンヌ国際映画祭に参加したいと願っていたので、自分が本当にここにいるんだと思うと夢のような気持ちでいっぱいです」と語った。
また、飛行士役の津川さんは「お祭りのように皆がにぎわっている様子ですね。日本では見たことのないほどの大きなクルーザーがたくさんあって、リゾート地で人がとても楽しそうで、すばらしい場所だと思いました」とカンヌの感想を語った。
「リトルプリンス」は、仏作家のアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの代表作「星の王子さま」を「カンフー・パンダ」などのマーク・オズボーン監督が初めて劇場版アニメ化した。主人公の9歳の女の子と、隣に住んでいる奇妙な老人が仲良くなり、老人は女の子に「星の王子さま」の話をする。やがて老人は病に倒れてしまうが、女の子と老人は王子さまを探しに、飛行機に乗って夜空へと旅立つ……というストーリー。11月に公開予定。
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