俳優の森山未來さんが16日、東京都内で行われたWOWOWの主演ドラマ「連続ドラマW　煙霞－Gold Rush－」の第1話の完成披露試写会に登場した。ドラマ内と同じ茶色のコートとゆったりしたパンツ姿で現れた森山さんは「（ドラマは）できる限り普段着な感じでいれそうやなー、という感覚があったのでやらせていただいた」といい、「だから服も、衣装合わせしてからずっとこの服着てます。（着すぎて）ボロボロですもん」と役作りのエピソードを明かした。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　森山さんは2013年から1年間、文化庁の文化交流使としてイスラエルのダンスカンパニーに所属しており、同ドラマが帰国後初の映像作品への出演。森山さんは「イスラエルから帰って（きて）、何かを得た感じのあれ（役柄）ではまったくないですけど大丈夫ですかね？」と冗談めかして語り、会場を笑わせた。

　撮影中のエピソードとして、一緒に舞台あいさつに出席した木下ほうかさんから森山さんがスケートボードで現場を移動していたことを明かされると、「空き時間とかがちょこちょこあって、知ってる地域も多かったので、ロケバスとかで移動するのもつまらなかったというか……ずっとこのTシャツで生活していたので、終わったらそのまま帰れるんですよね」と笑いながら語った。舞台あいさつには森山さん、中村ゆりさん、木下ほうかさん、小林聖太郎監督が出席した。

　ドラマは、直木賞作家・黒川博行さんの小説「煙霞」（文春文庫）が原作。とある私立学校の乱脈経営の実態を背景に、登場人物たちが巨額の金塊を奪い合いながら大阪から神戸を疾走するアクションサスペンス。森山さんは、巨額の金塊を奪う計画に巻き込まれる女子校の美術講師、熊谷透を演じる。高畑充希さん、桂文珍さんらも出演する。監督は映画「マエストロ！」の小林さん、脚本はドラマ「花咲舞が黙ってない」の江頭美智留さんが担当する。ドラマは18日からWOWOWプライムで放送。毎週土曜午後10時から。