北川悦吏子:“恋愛の神様”が不倫ドラマ初挑戦 「最大の共感をもって描こうと」

10月3日放送のスペシャルドラマ「三つの月」の会見に登場した脚本家の北川悦吏子さん
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10月3日放送のスペシャルドラマ「三つの月」の会見に登場した脚本家の北川悦吏子さん

 大ヒットした連続ドラマ「ビューティフルライフ」(TBS系)や「ロングバケーション」(フジテレビ系)などを手がけ、“恋愛の神様”といわれる脚本家の北川悦吏子さんが29日、東京都内で行われた10月3日放送のスペシャルドラマ「三つの月」(CBC・TBS系)の会見に出席。北川さんは同ドラマの脚本で「不倫に初挑戦した」といい、「それは今まで一度もちゃんと(不倫を)書いたことがなかったから。女の人が結婚した後に恋をするってどういうことなのか、すごく可愛らしく美しく生まれて、ずっとヒロインだった女の人が、30歳になり40歳が近くなって田舎で恋をしたらどうなるのか、私として最大の共感をもって描こうと思った」と作品に込めた思いを明かした。

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 さらに北川さんは、同ドラマについて「本当に視聴率とかと無縁な、自分の今持っている力の一番高いところを目指して、飛ぶような作品」と語ると「昨日、出来上がりを見たら成功していて、うれしい気持ちでいっぱいです」とうれしそうな笑顔を浮かべていた。会見には同作に出演する原田知世さんと、谷原章介さんも出席した。

 ドラマは、北川さんが手がける「月」シリーズ3部作の完結編。「月」シリーズは常盤貴子さん主演で2013年に放送された「月に祈るピエロ」、和久井映見さん主演で14年に放送された「月に行く舟」がある。今回は、山あいにある町を舞台に、妻であり母であり嫁である美しい女が、静かな絶望と息苦しさを抱える日常の中、東京からやってきた男と出会い“道ならぬ恋”に落ちる……というストーリー。原田さんが、田舎で夫の営む食堂を手伝うかたわら、夫の母親の看病に追われる小坂繭を演じ、谷原さんが音楽と人生に迷い田舎町にやってきた作曲家の秋風蒼太を演じている。10月3日午後2時~同3時24分に放送する。

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